Kaeruくんリターンズ20
(藤野駅のKaeruくん)
中央線・藤野駅で久々に「Kaeruくん」を使ってきました。JR東海の駅でカード購入した指定券の乗車変更を試みました。JR他社の駅でクレジットカード決済で発売された乗車券類は普通のJR東日本の駅では「乗変申出証明」をした上で別途購入・後日払戻という流れなんですが、「Kaeruくん」の駅ではどういった取扱になるのか興味があったためです。今回は軽くトラブったのでやりとりが長いです。
余談ですが、今回利用した藤野駅の所在地の神奈川県津久井郡藤野町は合併して相模原市になりました。相模原市は来年3月末に政令指定都市に移行予定なので、隣の相模湖駅と同様に「政令指定都市の駅にある『Kaeruくん』」ということになります。「Kaeruくん」=地方、政令指定都市=都会というイメージがあるので、個人的にはどうも変な感じがします。
予め申込書に変更後の列車の必要事項を記入し、きっぷと一緒に読み取り台に置いて「開始」ボタンを押しました。
オぺ:「お待たせしました。」
ここ2回オペレーターは名乗っていたんですが、今回は名乗りませんでした。
私:「指定券を変更したいんですが」
オ:「申込書のものでよろしいでしょうか?」
私:「それでお願いします。今(読み取り台に)置いてある指定券の乗車変更扱いでお願いしたいんですが」
オ:「わかりました」
マイクを通してオペレーターが操作を行っている音だけが聞こえます。結構長い間いろいろと打ち込んでいました。
オ:「すみません。きっぷのカッコ2の横のRはいくつになっていますか?」
読み取り台に置いたものの字が細かすぎて見えないようです。解像度が悪いんでしょうか?
私:「534です」
またいろいろと打ち込んだ後で変更後の列車の情報がディスプレイに表示されました。確認する間もなく画面が切り替わり、オペレーターにきっぷを挿入口に入れるよう言われました。私はきっぷを入れたと同時に、表示された乗車駅が違っているような感じがしました。
私:「乗る駅は甲府なんですけど、大丈夫ですよね?」
悪い予感は見事当たりました。「あっ!」というオペレーターの声と同時に、松本発の指定券が出てきました。ちなみにこの指定券には券面下に原券情報の赤印字がありました。やはり乗変申出証明の印字ではなく、発行替で対応しているようです。
ここでオペレータとのやり取りがありました。要約すると「Kaeruくん」の仕様では一旦乗車変更で出してしまったきっぷを取り消して、再度出し直すことができないそうです。なので、カードに全額返金した上で再発行という手順になりました。私はオペレーターに言われ、購入時のカードを挿入しました。
オ:「このカードで買われたということで間違いありませんか?」
私:「間違いないです」
かなり自信がありました。
オ:「お取扱できないカードと出てしまうんですが…」
私:「JR東海のカードで買ったんでできないかもしれませんねぇ」
JR東海のカード=「エクスプレスカード」のことです。今でこそエクスプレスカードでもVISAやJCBなどの提携ブランドが付くようになりましたが、初期型のエクスプレスカードはまさにJR東海でしか使えないハウスカードでした。かつてのVIEWカードもそうでした。
今でもJR東日本の窓口ではエクスプレスカードとしてではなく、提携ブランドとしての取扱となります。なので、提携ブランドの付いていない初期型のエクスプレスカードは取り扱えません。カード会社に申し出れば提携ブランド付に切り替えてもらえますが、特に必要性を感じなかったので放置していました。
参考までに初期型のエクスプレスカードの画像を付けておきます。提携ブランドがなく、カード番号の体系が4桁×3なので普通のカードとは異なることがわかるかと思います。現在このカードの新規発行は中止し、既存会員の更改に対してのみの発行のようです。
オペレーターはどこかに相談したようで、結局のところ510円が現金で戻ってきました。そして戻ってきた510円でそのまま変更後の指定券を購入し一件落着となりました。この間約15分かかりました。右が出てきたきっぷです。今回は区間も列車名も間違っていないんですが、乗車変更にするのを忘れています。その日の晩に使ったので何の影響もなかったんですが…。
【現地データ】
◆場所…中央線・藤野駅
◆時刻…午後12時半ごろ
◆オペレーター…オッサン
◆マルス端末…未確認
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