清里駅記念入場券
「清里」と言えば八ヶ岳の山ろくに広がるリゾート地です。バブル期にはペンションやらタレントショップが建ち並び、夏ともなれば多くの若者が押し寄せ、「高原の原宿」なんて呼ばれたりもしました。今ではそんなブームはすっかり落ち着いて、駅前に点在する廃墟とバブリーな街並みが往時を物語ります。
(清里駅と保存SL)
JR線の最寄り駅は小海線・清里駅です。隣はJR最高地点にある野辺山駅で、何気に清里駅も2番目に高いところにある駅です。東京からそんなに近くないですが、東京近郊区間内に含まれSuicaも使えたりします。いちおうリゾート地の玄関口なのでみどりの窓口があります。
清里駅の窓口では来駅記念の入場券を発売しています。駅舎がデザインされたD型硬券に専用の台紙付というなかなか趣味的に好ましいものです。隣の野辺山駅にも同様のD型硬券の入場券の取扱いがあるのに対し、同じJR東日本長野支社管内の姨捨駅はB型硬券です。
(台紙表面)
(台紙内面)
野辺山駅のような明確な売りがないので、さほど売れていたようには見えませんでした。私の手持ちで2年間で約1400番ほど券番が進んでいたので、1日2枚程度は売れていたようです。
なお、清里駅での来駅記念入場券の発売は今月末で終了となります。野辺山駅については一旦今月末で終了するものの、4月22日よりデザインをリニューアルして再発売するそうです。
私は未確認ですが、最近清里駅に指定席券売機が入ったようです。休日は多少の行楽客で賑わうものの、基本は1時間に1本のローカル線です。みどりの窓口+指定席券売機という現状の販売体制は明らかに過剰です。過剰な状態を放置するはずはなく、おそらく近いうちにみどりの窓口の閉鎖を予定していて、その前段階として来駅記念入場券の発売終了なのかなと推測しています。果たして結果はいかに…。
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