新幹線Wきっぷ@八戸駅
「新幹線Wきっぷ」とはJR東日本版「2枚きっぷ」である「Wきっぷ」の新幹線版です。当初は仙台支社管内の東北新幹線沿線発着で発売されていましたが、後に盛岡支社管内や長野新幹線区間にも拡大しました。昨年10月には「こまち特定特急回数券」や「はやて特定特急回数券」も綴り枚数と価格を変更して「新幹線Wきっぷ」に組み込み、設定区間が大幅に増えて現在に至っています。上越新幹線および山形新幹線には設定がありません。
こちらは八戸~新青森間の新幹線が利用できる「新幹線Wきっぷ」です。券面の区間を見てわかるとおり、八戸~本八戸間および新青森~青森間も利用できます。八戸駅・新青森駅とも市街地からは離れていて駅の周辺は比較的閑散としています。市街地に近い本八戸駅・青森駅からの利用を可能にすることによって、きっぷの利便性を高めています。
八戸駅の在来線改札業務は平成22年12月の東北新幹線全線開業時に青い森鉄道に移管されました。同時に新幹線との連絡改札は閉鎖されてしまい、新幹線から八戸線へ乗り継ぐ場合はいったん新幹線改札を外に出て自由通路を歩き、青い森鉄道が管理する在来線改札から再入場することになり、不便かつ不親切な状態が続いています。
「新幹線Wきっぷ」を青森→八戸向きに利用し八戸駅で八戸線・本八戸方面に乗り継ぐ場合、八戸駅の自動改札にこのきっぷを通してしまうと八戸下車とみなされ回収されてしまいます。そのため、八戸線乗継の場合は有人改札を通る必要があります。確か表紙券にはそういった説明がありましたが、回数券本体にはその記載はありません。私は八戸駅で現にトラブルになっていたのを見たので、もう少し分かりやすく周知した方がいいように思います。
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