竜飛1コース
JR北海道は9月13日に来年3月で津軽海峡線の知内・吉岡海底・竜飛海底の3駅の廃止を正式に発表しました。噂レベルでは廃止が囁かれていたので、驚きはありませんでした。吉岡海底駅は8年前に休止されてから再開されることなく廃止されることになります。また、竜飛海底駅見学も今年11月10日で終了となります。
竜飛海底駅を見学するコースは函館から海底駅を見学して函館に戻る1コースと、青森から海底駅を見学して函館に抜ける2コースがあります。
この見学整理券は1コースのものです。細かな文面の違いはあるものの、きっぷの様式としては以前紹介した2コースのものと変わりません。
廃止のうわさが出て以来、日によっては見学整理券が取りにくいようです。本州からの旅行客が渡道ついでに見学する2コースの方より、北海道内で完結する1コースの方が若干取りやすいようです。そこで青森から青森に戻る場合と、函館から青森に抜ける場合で1コース利用だと以下のような形になろうかと思います。
【青森→青森】
青森 竜飛海底 木古内
S白鳥11 10:30 → = → 11:43
S白鳥30 13:15 ← 12:47
白鳥23 15:49 → 16:19
S白鳥40 17:45 ← = ← 16:32
【函館→青森】
函館 木古内 竜飛海底 青森
S白鳥30 12:04 → 12:47 → 13:15
白鳥23 16:19 ← 15:49
S白鳥40 16:32 → = → 17:45
赤字の列車の特急料金は必要ですが、黒字の列車の特急料金は津軽海峡線の特例により不要です。
私は函館から青森へ抜けるルートで1コースを利用しました。竜飛海底駅と青函トンネル記念館は青森県側にあるんですが、竜飛海底駅から青森へ移動するのに、いったん北海道側の木古内駅に戻りました。最終的に青森県内の移動をするのに北海道を経由しないといけなかったのは変な気分でした。
案内人の方から直接聞いた話ですが、ここ最近海底駅見学が大人気で見学整理券が取れないため、通常30名の定員を5名増やして35名としているようです。これまでは1日1人のこともあったのに、廃止が報じられてから客が急増したと苦笑していました。
さきほどヤフオクを見てみたところ、竜飛海底駅の見学整理券が複数出品されていました。都合が変わって行けなくなった分を出品することは否定しませんが、常連テンバイヤーが多数出品しているので、最初から転売目的で仕入れているのでしょう。
見学整理券の発売は1ヶ月前からです。指定券と違って朝10時からではなく窓口営業開始時からの発売だそうなので、気合いで早起きして窓口に行った者勝ちです。早起き勝負なので首都圏の駅や旅行会社は不利ですが、内通していると思われるテンバイヤーと1ヶ月前10時打ちで一発勝負するよりは勝てる確率は高いと思います。
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