ひだ→ひだ乗継
特急「ひだ」のうち1往復だけ大阪発着の列車があります。これはかつて大阪~飛騨古川間で運転されていた急行「たかやま」を特急化した名残です(個人的には「ひだ」とは別の愛称を用意した方がいいように思いますが…)。大阪発着の「ひだ」は25・36号として運転され、岐阜~高山間は名古屋発着の「ひだ」と併結し、岐阜駅で分割・併合を行っています。
時刻表の高山線のページの欄外にはこんな注意書きがあります。
〔(ワイドビュー)ひだ25号〕で大阪~大垣間の各停車駅から乗車し、岐阜~高山間併結運転の〔(ワイドビュー)ひだ5号〕に乗り継いで飛騨古川まで乗車される場合、通しの特急料金で計算できます。
岐阜駅で併合した「ひだ5号+25号」は高山駅で「ひだ25号」を切り離し、「ひだ5号」単独で飛騨古川駅へ向かいます。大垣以西~飛騨古川の利用客が不利にならないための措置であると思われます。
(席無し券)
(指のみ券1)
(指のみ券2)
この乗り継ぎはJR西日本のe5489でも対応していました。こんなところまでシステムを作り込んでいたとは意外でした。きっぷとしては全然普通でしたが…。ちなみに復路の「ひだ36号」については併結相手の「ひだ16号」も高山始発なので、この特例は適用されません。要するに列車を限定した列車間乗継です。
私は土曜日の午前中に利用しました。大阪発の25号は結構空いていましたが、名古屋発の5号は混んでいました。趣味とはいえ無駄な席の移動はしないでもよかった感です。
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