いそかぜ
▼種別:特急
▼運転区間:益田~小倉
▼最終運転日:平成17年2月28日
特急「いそかぜ」の前身は大阪~博多を福知山・山陰線経由で結んでいた特急「まつかぜ」です。昭和60年3月のダイヤ改正で大阪~米子間に短縮し、米子~博多間を「いそかぜ」に分割しました。その後並行する急行列車(「ながと」、「さんべ」)が続々と廃止になる中、編成は短縮されたものの1日1往復細々と運行されていました。
<いそかぜ号・昭和60年12月>
博多(8:20)
→小倉(9:15)/長門市(10:49)/東萩(11:20)/益田(12:14)
→浜田(12:57)/出雲市(14:30)/米子(15:30)
<いそかぜ号・平成16年3月>
小倉(9:04)
→長門市(10:36)/東萩(11:05)/益田(11:59)
小倉~益田間の所要時間は20年近く経ってもほとんど変わっていなかったりします。そんなこともあり、旧型の181系気動車を使った鈍足の「いそかぜ」は30分おきに高速の新型特急が走る鹿児島本線のダイヤの邪魔になり、平成13年に益田~小倉間に短縮され、今年3月のダイヤ改正でついに廃止になってしまいました。同時に、関門トンネルを通過する気動車もなくなりました。
私は平成の初期に青海島観光の帰りに長門市~下関間を1回だけ乗ったことがあります。当時から既にくたびれたキハ181系の3両編成だった上に、トイレが故障していて「えらい(=very:名古屋弁)ボロが来たなぁ」と感心(?)したものでした。ちなみに廃止まで同じキハ181系3両でした。
写真は友人のHPから借りたものです。「交直転換」の看板を見ればわかるかもしれませんが門司駅で撮影したものです。きっぷはもらいものです。中途半端に英語表記になっています。
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