古井
高山線にある駅で、見てのとおり「こび」と読みます。よそ者にはとても読めません。その古井駅が今年3月末で簡易委託を解除し無人化されました。私はちょうど3月の3連休で西へ向かう予定があったので、ちょっとねじ曲げて寄ってきました。
無人化を告知するポスターと窓口の様子です。ポスターで定期券については美濃太田駅もしくは白川口駅を利用するよう呼びかけていますが、隣の美濃太田駅ならともかく、白川口駅は20Km以上離れている上に列車の本数も少ないため現実的ではありません。
連休の旅行の帰路の新幹線の特急券と初乗りの乗車券を購入しました。この当時東海三県で唯一MR20型が残っていましたが、MR32型に置き換えられることなく無人化によって姿を消すこととなりました。
なお、同タイミングで関西線の富田浜・南四日市と参宮線・二見浦の各駅も無人化されています。関西線2駅については後で知ったため、行くことができませんでした。JR東海は新幹線の黒字で在来線の赤字を埋めていて、新幹線にやや頭打ち感があるので、在来線の合理化を容赦なく進めている感があります。特に三重県内は無人駅だらけと言ってもいいと思います。
(古井駅全景)
古井駅の全景です。駅の入り口の柱には装飾が施されていて、大正11年11月の資産票が貼られていたので、その当時からの駅舎が残っているんだと思われます。無人化を機に取り壊される駅舎が多い中、大正時代から残るこの駅舎は是非取り壊さずに残しておいてもらいたいものです。
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