能登(臨時)
▼種別:急行
▼運転区間:上野~金沢
(上野駅)
急行「能登」は今春のダイヤ改正から定期運転を終了し、週末を中心に運転される臨時列車となりました。それに伴って車両はJR西日本金沢総合車両所のボンネットの489系からJR東日本新潟車両センターの485系に変更となり、9両から6両に減車されました。
【定期「能登」】
指(女)・指・指・グ・自・自・自・自・自 (金沢→)
【臨時「能登」】
グ/指・指・指・指・指・指(女) (金沢→)
また、定期列車では自由席が連結されていましたが、臨時列車では全車指定席となっています。ラウンジカーはなくなり、グリーン車は半室に縮小されています。レディースカー(女性専用車)は引き続き設定されています。ダイヤや停車駅は定期列車の頃とほとんど変わっていません。
興味深いのは車掌の会社またがりの乗務がなくなりつつあるのに、定期列車時代から引き続き全区間JR西日本金沢列車区の車掌が乗務していたことです。金沢の車掌が上野に入る行路はもうないはずなので、この列車の乗務のためにはるばる金沢から列車移動してきたんでしょうか???
臨時化初日からさっそく乗る機会がありました。当初は新宿駅から快速「ムーンライトえちご」で北上する予定でしたが、仕事が遅くなって間に合わなくなり、「能登」で高崎駅まで「ムーンライトえちご」を追いかけて乗ることにしたからです。指定は通路側であれば発車直前でも余裕で取れました。前週までのフィーバーぶりがウソのようです。
それでも上野駅には臨時運転初日とあって2~30人程度のヲタが集まっていました。ヘッドマークはどうせ「急行」という文字幕だろうと思って全然期待していなかったんですが、定期時代と同じデザインの絵幕が入っていて驚きました。方向幕も「急行能登 金沢(全車指定席)」というコマが入っていました。おそらくこの列車のために用意したものと思われます。
乗車率は7割程度で、3連休直前の乗車率としては大して良くないのかなと感じました。もともと需要が下降線だったのは差し引いても、「廃止」という情報が大々的に広まってしまい、週末を中心に臨時運転されるのがあまり知られていなかったのかもしれません。3連休中に大糸線でキハ52系のさよなら運転が行われるせいもあり、大きな三脚を持った撮り鉄っぽい人はちらほら見かけました。また、定期時代と同様に熊谷や高崎までの通勤客の区間利用もありました。私の近くの席ではずっと大きな声でしゃべり通しの困った酔っ払い集団(男2:女1)が居ました。ともあれ車両が新しくなった分、夜行列車としての居住性はよくなったと感じました。
こんにちは。いつも勉強させていただいております、ありがとうございます。
さて、記事中にある編成の向きですが、長岡で進行方向が変わるので、
グ/指・指・指・指・指・指(女)(金沢→)
というよりも
(←上野・金沢)グ/指・指・指・指・指・指(女)(長岡→)
と表現した方が良いのかもしれません。些細なことで申し訳ありません。
臨時化して以降、上りは旧「北陸」のスジを継承しているのは興味深いですね。
投稿情報: 足袋野端雄 | 2010/04/10 09:10
長岡で方向転換するので、編成の表現の仕方については若干悩みました。結局JTB時刻表を参考に表現しました。上野駅を出る下り列車については概ねこれで意図は伝わると思ったんですが…。
上り能登が客車の北陸と同じダイヤということは、比較的余裕のあるダイヤを組んでいるように感じます。
投稿情報: 今出川@会津若松 | 2010/04/10 21:37