比奈駅廃札セット
(吉原駅改札口)
久々に岳南鉄道・吉原駅に硬券を買いに行ってきました。岳南鉄道はさほど儲かっているようには見えませんでしたが、旅客輸送よりも貨物輸送や関連事業を食い扶持にしているような会社でした。しかし、柱の一つである貨物輸送が3月のダイヤ改正で全廃されてしまい、一転して存廃問題が浮上しています。まるで時間が止まったような佇まいの吉原駅を眺めながら、駅の貼り紙にふと目が止まりました。
3月のダイヤ改正で無人化された比奈駅で廃札になった硬券のセットを発売していました。比奈駅は貨物列車の発着駅でもあり、貨物輸送廃止に伴って無人化されました。硬券のセットには大きく3種類に別れていて、岳南鉄道の乗車券と入場券がセットになったAセット、650円までの金額式のJR連絡券がセットになったBセット、長距離のJR連絡券がセットになったCセットがありました。それぞれのセットの枚数を減らした廉価版もありました。
私は今まで廃札を買ったことはありませんでしたが、今回のセットは値段がお手頃で、最終日の日付入っていたのでBセットを購入しました。
見開きA4サイズの台紙に吉原接続のJR連絡券が180~650円まで9枚がセットになっていました。常用のJR連絡券がいまだに硬券で発売されている会社は数えるほどかと思います。
(旧券)
480円区間は旧券で、それ以外の区間は新券に置き換えられています。吉原駅から480円区間と言えば、三島駅や清水駅といったソコソコ大きな駅までの区間なので、480円区間だけ売れ行きが悪かったのは不思議な感じです。
(新券)
なお、570円区間は新券がセットされていましたが、旧券が捌けて新券を発売する前に無人化にされてしまったため、実際に発売されることはなくお蔵入りとなったようです。
岳南鉄道のHPを見ると通信販売でも発売しているので、わざわざ現地に行かないでも購入できます。興味がある方はいかがでしょうか。
使用できないとはいえ他社線区間も含めた記念きっぷは珍しいですね。
駅員が空いた時間にダッチングマシンで日付を大量に入れる作業を想像しそうな一品です。
投稿情報: kei | 2012/07/08 21:03
台紙の右上には使えない旨が記載されていますが、廃札の寄せ集めだから企画だったと思います。
やっぱり人海戦術で1枚1枚ダッチング入れたんでしょうね。
投稿情報: 今出川 | 2012/07/10 00:49
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投稿情報: プラダ リュック メンズ | 2013/10/22 07:37