道南さくらエクスプレス号
▼種別:特急
▼運転区間:札幌→木古内、函館→札幌
昨年のGWの道南の桜のシーズンに合わせて、札幌から道南へ臨時特急「道南さくらエクスプレス」号が運転されました。奇数日に札幌~函館~木古内間で、翌日に函館~札幌の運転でした。この前年までは函館~弘前間で特急「さくらエクスプレス」として運転されていましたが、昨年から青函トンネルを渡ることなく、道内完結の列車となりました。
札幌 函館 木古内
上り 8:04 → 12:12 → 13:18
下り 18:59 ← 14:38
道南から本州に客を送り込むよりも、札幌から道南に送り込むことにシフトしたと言えます。札幌から江差線・木古内駅まで直通運転される特急列車はおそらく初の設定です。木古内駅から桜の名所である松前まで行く客の考慮をしたんだと思います。ただ、松前は木古内からでもバスで1時間半かかるのでちょっと遠すぎますが…。このダイヤを見る限り車両は札幌まで日帰りできそうですが、なぜか函館に停泊して片道ずつ交互の運転となったようです。
(函館駅)
車両はJR北海道苗穂運転所の「ノースレインボーエクスプレス」でした。5両編成のうち4両が指定席でした。乗車率は半分弱程度でした。車内では道南観光のイメージDVDの放映もあり、観光気分を盛り上げる演出もありました。
札幌~函館間は特急「スーパー北斗」や「北斗」が合わせて11往復運転されて本数は十分に思えるのに、なぜこの列車を増発する必要があったか当初疑問でした。しかも、同じ特急列車なのに途中で後続の「スーパー北斗13号」に抜かれる鈍足ぶりでした。
この区間は列車限定の「得割きっぷ」という列車限定の往復割引きっぷがあります。利用可能列車は早朝や夕方以降の特急列車と急行「はまなす」ですが、この列車の運転期間中は「得割きっぷ」対象列車に加わります。増加が見込まれる観光客輸送と言う主目的はもちろんですが、「得割きっぷ」の絡みもあったように感じました。
ちなみに今年のGWも運転が予定されていますが、木古内乗り入れはなくなりました。しかし、期間中の一部の日は旭川始発に変更となります。かつて運転されていた特急「おおとり」を彷彿とさせる旭川~札幌~函館と6時間半のロングラン運転となります。ちょっと乗ってみたい気がしますが、GWは渡道予定がありません。
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