河口湖・山中湖セレクトフリーきっぷ
「河口湖・山中湖セレクトフリーきっぷ」は一昨年3月まで発売されていた「河口湖・西湖フリーきっぷ」に変わって発売されたフリーきっぷです。それまで発売されていた東京都区内、大宮(~戸田公園・川口)、横浜市内、吉祥寺~国分寺、西国分寺~日野発に加えて、新たに豊田~八王子発の設定が加わりました。
フリーエリアは「河口湖・西湖」の頃からある富士急の鉄道全線と富士吉田・河口湖周辺のレトロバス・ロープウェイがセットになっていましたが、「セレクトフリー」では富士急の鉄道全線に加え、以下の4つから選択できるように変更されました。
- レトロバス共通フリークーポン(河口湖・西湖・青木が原)
- ふじっ湖号全エリアフリークーポン(山中湖・忍野八海)
- 1000円追加で富士山五合目までの富士登山バス往復券
- 600円追加で富士芝桜ライナーセット券(芝桜会場までのバス往復+入場券)
富士登山バスと富士芝桜ライナーは季節運行です。ニーズに合わせてオプションを自分で選択できるのがきっぷの名称に「セレクト」が付く由縁なんだと思います。これだけいろいろ選べますが、フリーエリアの交通機関および施設はすべて富士急グループなので、きっぷの企画や調整はわりと容易じゃなかったのかと感じます。
(ゆき)
(かえり)
見てくれはこんな感じのきっぷです。JRで発売するフリーきっぷなのに、フリーエリアにJRの路線が含まれていないのは面白いです。これに加えて「周遊バス等引換券」がありました。
横浜市内発だと横浜線・中山~長津田間を除き、発駅から河口湖駅まで往復するだけで元が取れ、割安感のある設定になっています。河口湖は首都圏では定番観光地の一つですから、この6つ以外にもう少し多くの出発地の設定があってもいいような気がします。
今年4月で「河口湖・山中湖セレクトフリーきっぷ」は「河口湖・山中湖セレクトフリー乗車券」になりました。きっぷとしての効力は変わりませんが、平日出発分と土曜休日出発分で料金が区別され、平日出発分は大人400~500円、小児200~250円値下げされています。
【オマケ】
5月中旬には本栖湖畔で「富士芝桜まつり」が開催されます。「河口湖・山中湖セレクトフリー乗車券」になってから、富士芝桜ライナーセット券の追加料金も400円に値下げされたので、特にオススメです。
道路が渋滞するのが難点ですが、運がいいとこんな景色を眺めることができます(クリックすると拡大します)。
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