SLググっとぐんま碓氷
◆種別:快速
◆区間:高崎→横川
快速「SLググっとぐんま碓氷」号は「群馬ディスティネーションキャンペーン」(群馬DC)に合わせて7月2日の片道(高崎→横川間)限りで運転された臨時列車です。この区間にSLが走ることはさほど珍しくなくなっていますが、ウリは何と言っても高崎駅における水上行の快速「SLググっとぐんまみなかみ」号との同時発車でした。SL列車を同時に2本仕立てることのできるのはJR広しと言えどもJR東日本高崎支社ぐらいしかありません。
撮る人にとってはまたとない魅力的なシチュエーションだと思いましたが、私のように乗りを主体とする側にとってはどちらか片方にしか乗れないので、悩ましいところではありました。「みなかみ」は復活したばかりのC61とこの日のために新潟から動員したC57の重連だった上に、客車も「ばんえつ物語」で使用されている12系客車とネタ揃いでした。そのため、激戦になりそうな「みなかみ」を避けて「碓氷」にしました。
機関車はD51-498で、客車は旧型客車でした。最近ではわりと見慣れた組み合わせとはいえ、この組み合わせが横川まで入るのはわりと珍しいです。私が座った4号車は機関車の直後の先頭車で、高崎駅のホームに入線した時点では「みなかみ」の重連後ろのC57のそばでした。なので、発車前から機関車から発せられる熱気や水蒸気が伝わってきました。
窓側席の隣が来なかったので、発車する様子を動画撮影してみました。車外から撮影した様子はいろいろなところで見ることができますが、車内から撮影した様子はあまりないと思います。終わりの辺はレンズに煤や水蒸気がかかって挙句の果てに最後は白飛びしてしまいますが、動輪が動いている様子やD51が重連と抜きつ抜かれつ前に進んでいる様子はわかるかと思います。SLがまるで生き物のように見え、真横で見るSL走行シーンは鳥肌モノでした。
「群馬DC」では水上や横川へ毎週末のようにSLが運転されています。しかし、パックツアーで事前にたくさん席が抜かれていて一般向けに発売される指定券が非常に少なく、当初思っていたほど乗りに行けていません。
列車の写真は信越線・横川駅で撮影したものです。
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