福崎鉄道部
ファイルや箱に入れたままの昔のコレクションを時間を見て随時スキャンする作業をしているんですが、よーく見るとちょくちょく変なものが出てきます。必ずしも自分で使ったものばかりではないので、出所不明なものも多々あります。古くなればなるほどその割合は上がります。
このきっぷも最近発掘された謎のコレクションの一つです。何ら変哲のない自由席特急券に見えますが、車内改札をした区所が播但線を管轄していた福崎鉄道部となっています。播但線を管轄していた区所の車掌が比較的離れた綾部以南に乗務しています。きっぷと車内改札を行った区所の組合せが謎です。
指定席の特急券であればどの列車で使われたか特定できるんですが、あいにく自由席特急券なのでわかりません。私の推測ではおそらく播但線・和田山駅をかすめて京都まで乗り入れる特急「きのさき」で使われたもので、お盆の増発対応かシフトの都合で福崎鉄道部の車掌がイレギュラーで乗務していたのではないかと思っています。
ちなみに鉄道部とはJR西日本独特の制度で、ローカル線の活性化や効率化を意図し、機動的な運行ができるよう支社の下に作られた職制です。最盛期には30を超える鉄道部がありましたが、平成18年ごろから鉄道部を支社直轄や鉄道部の上位組織である地域鉄道部に統合する動きが進行中です。現に福崎鉄道部も昨年5月末で廃止され、福知山支社直轄になっています。
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