みのぶもみじ号
◆種別:特急
◆運転区間:静岡~身延
特急「みのぶもみじ」号は11月後半の勤労感謝の日付近の1日だけ静岡~身延間の1往復運転されている臨時特急です。ここ3年運転され、今年も11月20日に運転される予定です。この日は身延駅から身延山久遠寺まで歩いて紅葉を見に行くJR東海の「さわやかウォーキング」が開催される日でもあります。
身延線には特急「ふじかわ」が走っていますが、この列車は静岡側から身延駅に最も早く着ける特急列車です。趣旨としては紅葉見物客と「さわやかウォーキング」参加者の輸送のために運転されていると言ってもよいでしょうが、紅葉はこの日1日で終わるわけではないので、「さわやかウォーキング」がなくてもこの近辺の休日は運転させてもいいように感じました。
車両はJR東海静岡車両所の373系3両編成でした。ヘッドマークは「特急」という字幕で素っ気ないものでしたが、側面の方向幕は文字だけの「身延」という幕があり、これはめったに見られない珍しいものだと思います。車内は半分程度の乗車率でした。指定席はガラガラで自由席でも余裕がありました。
せっかく早起きして身延まで来たので「さわやかウォーキング」に初参加し、身延山久遠寺まで片道6Kmの道のりを往復歩いてきました。全体的にまだちょっと早い感がありましたが、場所によってはきれいに色づいているところもあり、なかなかいい感じでした。
(身延山の紅葉)
「さわやかウォーキング」は中年以上の常連っぽい人が多くいて、それなりに定着しているようです。JR東海は道案内看板や給水所を用意して参加者が困らないよう手当をしていました。「さわやかウォーキング」は手間の割に利益に直結するようには思えませんが、地道に在来線の利用普及を進めていくことはよいことだと思います。
列車の写真は身延駅で撮影したものです。
こんにちは。
>側面の方向幕は文字だけの「身延」という幕があり、これはめったに見られない珍しいものだと思います。
「東京」「静岡」「浜松」「豊橋」「大垣」「米原」
は毎日観られますが、「身延」は確かに珍しいですね。
かつては身延線甲府口でも各停運用があったようで。
さすがは汎用車、というべきでしょうか。
373系はトイレが1箇所だけなので、年配者には少し辛いかも知れませんね。
(もっとも、名古屋地区の臨時電車快速のように、「7連繋いでトイレ一箇所」という猛者もいますが…)
投稿情報: hachi | 2010/11/14 09:54
以前373系の幕回しを見ていて「西富士宮」なんかもあった記憶があり、さすが汎用車だなぁと感じたことがあります。
先日乗った373系で運転された急行「飯田線秘境駅号」はおばちゃんの団体客が多くいたので、「大」のトイレが埋まりっぱなしでした。
静岡地区のローカル列車は昔は普通にトイレなし列車が走っていましたが、313系投入に伴ってだいぶ減った感はあります。
投稿情報: 今出川 | 2010/11/15 22:55