ハッピー名古屋往復きっぷ
JR東海管内3エリアから名古屋駅まで往復の乗車券+特急券がセットになり、さらにセントラルタワーズの5000円の商品券が付いた往復きっぷです。1人用~4人用まであるのは以前紹介した「伊勢路フリーきっぷ」と同じです。発売があるのは高山線エリア(飛騨金山~飛騨古川)、中央線エリア(南木曽~木曽福島)、紀勢線エリア(紀伊長島~熊野市)で、往復に特急列車の指定席が利用でき、いずれのエリアも3日間有効です。同一エリア内であればどこの駅からでも乗ることができます。
これは中央線エリアの1人用のものです。複数人利用も想定しているため、自動改札に通らない120mm券となっています。かえり券を提示することによって名古屋周辺の産業観光施設の入場料が割引になる旨の記載もあります。
商品券は1000円のものが5枚セットになっています。見ての通りまんまマルス券です。もちろんこのまま店で使えます。セントラルタワーズで利用できる店は「新幹線名古屋往復きっぷタワーズパック」と同じですが、こちらは商品券がきっぷの発売日から2ヶ月間有効です。3月6日発売のこのきっぷの場合だと5月5日まで有効だったことになります。
【ひとこと】
中央線エリアの1人用の発売額は9200円でした。5000円の商品券分を差し引くとJR往復で4200円となります。最安目の南木曽~名古屋間でも往復運賃だけで3240円するので、片道の自由席でも特急に乗れば元が取れる計算です。
発売額 JR運賃 1人当たり
1人用 9200円 4200円 4200円
2人用 12200円 7200円 3600円
3人用 15000円 10000円 3333円
4人用 17500円 12500円 3125円
見ての通り人数が増えるごとに1人当たりのJR運賃は安くなっています。ちなみに南木曽~名古屋間は通常期の往復特急指定席利用で6560円するので、往復JRに2640円足すことによって5000円の商品券が付いてくると言い換えることができます。これが木曽福島~名古屋間だと往復9000円で、200円足せば5000円の商品券が付いてくることになります。2人用以上だと5000円の商品券を使わないでもこのきっぷを買った方が安いです。たいそうな価格破壊だと思います。
発売エリアから名古屋まで定期的に用事がある人は少しお金を足してこのきっぷを使い、商品券は使わず貯めておき、ある程度貯まったらまとめて大きな買い物に使うなんてこともできます。最近のJR東海のきっぷは往復JR+商品券というパターンが特によく見受けられます。以前はJR他社でも散見されましたが、他社では減少傾向であるように思います。
使い勝手…★★★★☆
お得感…★★★★★
当日発売…あり
小児用…なし
コメント
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