懐かしの「硬券普通片道乗車券」
南小谷駅以北の大糸線を管轄するJR西日本糸魚川地域鉄道部では昨年9月6日から2000枚限定で「懐かしの『硬券普通片道乗車券』」と銘打って硬券乗車券を発売しています。JR西日本では平成5年に常用の硬券のきっぷの発売は終了しています。発売は一人10枚までで、なぜか土曜休日限定です。発売箇所は糸魚川駅のみで、郵送依頼や電話予約は受け付けていません。欲しければ糸魚川駅まで出向く必要があります。(もしくはヤ○オクや転売業者から買うか…)
(B型硬券)
…というわけで、このきっぷと雪のキハ52系目当てで糸魚川まで行って現物を入手してきました。サイズは券売機券より一回り小さいB型で、区間は糸魚川から南小谷までの650円区間のみです。大人用のみで小児用を買おうとすると断線のところでバッサリ切り落とされます。日付はダッチングマシンで刻印されています。糸魚川駅は機械化されて久しいはずですが、ダッチングマシンがあったことが意外でした。
ちなみに、私が購入した昨年12月19日時点で残り600枚以上ありました。当初は昨年末までの発売でしたが、残券限りで今年に入ってからも継続して発売されているようです。
(A型硬券)
このきっぷは20年前の平成2年に同じ大糸線・北小谷駅で発売された乗車券です。北小谷駅は現在無人化されています。色の違いは日焼け具合の差です。このきっぷと比べるときっぷの大きさ、フォントや項目の配置がかなり異なります。どうもこの差異が気になって、久々の硬券乗車券でしたが「なんか違うなぁ…」という違和感がありました。昔に忠実に作っていればもっとよく売れたような気がします。まぁ、完売すれば130万円の収入になりますから、大糸線の赤字の補填には多少の役に立ったかもしれませんが…。
【補足:10.02.20】
2月6日に売り切れになったそうです。発売からちょうど5ヶ月で売り切ったことになります。
切符裏面の通し番号はオリジナルに近かったですか?
以前、平成のぞろ目入場券末期(8年8月8日くらい)には、片側にしか券番印字がなく(小児断線側には表示なし)、かつフォントがかなり違う・・とがっかりした記憶があります。
投稿情報: えびの2号 | 2010/01/17 16:29
裏面の通し番号はオリジナルと同一に見えました。ちゃんと小児断線側にも番号が入っています。
投稿情報: 今出川 | 2010/01/17 21:02