のぞみ60号
◆種別:新幹線
◆運転区間:西明石→東京
平成18年2月に神戸空港が開港しました。神戸市中心部の三宮からポートライナーで15分という便利な場所に作られ、新幹線と飛行機の間で神戸~首都圏の乗客争奪戦が本格化しました。新幹線は新神戸~東京間がおよそ2時間50分で、対する飛行機は1時間15分なのでスピードではどう頑張っても飛行機に勝てません。新幹線は料金やダイヤ・運転本数、都心アクセスの利便性で飛行機と勝負するしかありません。
(西明石駅発車案内)
その一環として今年3月のダイヤ改正で新神戸早朝発の「のぞみ」を設定することになりました。しかし、配線の都合上から新神戸駅始発の列車は設定できず、一つ手前の西明石駅始発の「のぞみ」が設定されました。それがこの「のぞみ60号」です。
これまで西明石駅に停車する「のぞみ」はなかったので、西明石駅発の「のぞみ」の特急料金の設定は当然ありませんでした。この列車のためにわざわざ国土交通省に特急料金の認可を取っています。
【早朝の岡山~新神戸間の「のぞみ」】
岡山 姫路 西明石 新神戸 新横浜/東京
60号 6:00 → 6:10 → 8:40/9:00
62号 6:00 → 通過 → 6:17 → 8:47/9:06
64号 6:00 → 6:28 → 通過 → 6:45 → 9:14/9:33
ダイヤを見る限りでは60号と62号の新神戸発の時間差は7分しか変わりませんが、7分の差よりも早朝の本数を増やすことが重要なんでしょう。私個人的には62号と64号の間が28分も開く方が気になります。
「のぞみ60号」以外に西明石駅に停車する列車は上りも下りもなく、朝のこの上り1本のみです。前からこの列車には興味があったので、実際に乗ってきました。車両は面白くも何ともない700系だったので写真は省略します。
私は山陽線から西明石駅で乗り換えたんですが、同じように小走りで新幹線に乗り換える客が多くいたのが驚きでした。上の発車案内の写真を見てわかるとおり、この列車の次は6:48の「ひかり」まで間が開くせいもあるかもしれません。
西明石駅発車時は一両に10人程度で、新神戸駅ではそれほど乗ってこず、席が埋まったのは新大阪駅と京都駅でした。まだお盆休みの余韻が残っていたので、ビジネス客もそれほど多くありませんでした。
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