小田急線通過連絡
山手線内の駅と小田急線・新宿~登戸間を経由して南武線・南多摩~武蔵中原間の各駅との行き来をする場合、小田急線前後のJR線のキロ数を通算で計算でき運賃が割安になります。通過連絡の設定があるのは新宿~登戸間のみで、新宿~藤沢間とか町田~小田原間など他の区間での設定は元々ありません。
今年3月のPasmo導入のタイミングで普通乗車券利用時の東武線の通過連絡運輸が全廃になる中、小田急線の通過連絡は残りました。ただし、適用されるのはきっぷ購入時に限られ、ICカード(Suica/Pasmo)利用時は打ち切り計算になってしまうので注意が必要です。
このきっぷは自動券売機で購入した小田急線通過連絡のものです。昔の硬券でこれに近い様式(「両矢式」なんて言ったりします)がありますが、これが機械券になると非常に特徴的です。小さくですが「新宿 小田急線経由」と明記されています。
仮にICカードを使って西日暮里~津田山間を乗車し、打ち切り計算で運賃を計算すると…
JR :西日暮里~新宿 190円
小田急:新宿~登戸 240円
JR :登戸~津田山 150円 計:580円
という具合にきっぷ購入時より130円割高になります。頻繁に利用する場合は無視できない差額かと思います。通過連絡については国鉄時代からあるので地元の人には既知のことだと思いますが、果たしてICカード利用時には適用されないということがどこまで浸透しているのかは疑問です。
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