SL会津只見紅葉
▼種別:快速
▼運転区間:会津若松~只見
いつか只見線で紅葉を見たいと思っていましたが、なかなか行けずに今日に至りました。ここ2~3年は猛暑の影響で沿線の紅葉のピークが読みにくく、前もって日程を組みづらい感があります。
今年も11月3・4日に快速「SL会津只見紅葉号」が運転されました。只見線は新潟~福島県境の山間部を走るため、紅葉は平地よりも多少早いと予想されました。心持ち一週早い感じはしましたが、今年こそ乗りにいこうかと思い立ちました。
…と思い立ったものの行動が伴わず、指定券発売日に大寝坊→朝8時に自宅最寄駅で申し込んだものの申込順が4番目。発売前から敗色濃厚でした。そして当然のごとく撃沈…。係員には「SLは朝8時の申込じゃ難しいですね~」と言われてしまいました。おっしゃるとおりです。
その日の晩には早くもテンバイヤーがヤフオクに出品していたのに苛立ちを感じながら、行こうか諦めようか迷いました。その後も時間があれば窓口に立ち寄って空席の有無を見てもらいはしたものの、全然出ませんでした。
こういった列車は直前に空席が出ることが多いんですが、2日前の夕方になっても満席のままでした。所用を済ませて2時間後ぐらいに別の駅で「これで最後」のつもりで空席を見てもらったところ、
「上り下りとも空いていますが、どうされますか?」
キタ━━━━(・∀・)━━━━ッ!!
結局、首都圏から日帰りで行ける上り(会津若松行)の指定券を購入しました。しかも運良く窓側でした。取れるかどうかやきもきしましたが、テンバイヤーに頼らず自力でゲットできてよかったです。
SLの接続列車として六日町~只見間(復路は只見~小出間)で快速「只見紅葉SLリレー号」が運転されました。この列車は途中の浦佐駅で東京からの「Maxとき309号」に、小出駅で長岡方面からの普通列車に接続していました。
只見線は白地に緑のラインの入ったJR東日本郡山総合車両センター(会津若松派出)所属の車両が走っていますが、この「リレー号」は新津車両センター所属の国鉄色の車両が使用されました。オレンジ一色の塗色で首都圏色ともタラコ色とも言われています。新津の車両が只見線に入線するのは珍しい上に、紅葉に映える色だったので、沿線で撮影している人がたくさんいました。
SLは栃木県の真岡鐵道所属のC11-325で、客車はJR東日本高崎車両センター所属の旧型客車3両でした。これは去年まで磐越東線で走っていた快速「SLあぶくま号」と同じ組み合わせです。
(整備中…)
下り列車は只見駅到着後、機関車と客車を切り離した上で機関車のみを構内の転車台で方向転換させます。方向転換し客車と再連結する前に、石炭や水を補給したり、車輪や車軸、ボイラーの点検などを大人数で行っていました。その一部始終を構内で眺めていましたが、SLを走らせるにはずいぶんと人手と手間がかかることを改めて実感しました。
紅葉はまだ色づき始めている段階で少し早かったですが、天気にまずまず恵まれ只見川からの景色を楽しむことができました。ただ、私の席は微妙にハズレで、進行方向右側の方が景色はより良かったと思います。あと、来年もこの時期にSLを走らせるとしたらもう一週遅くてもいいような感じがしています。
只見線にSLが走るのはここのところGWとこの時期の1年に2回なので、沿線で撮影している人がたくさんいました。その中には線路の間際で撮影していたり、一旦撮影してからSLを追いかけ車で爆走し再度撮影していた危険人物も複数いました。SLを追いかけるのに必死で、ハッチバック開けたまま気づかず走っていた車がいたのには思わず失笑しましたが…。SLを撮影する人はそれなりに年齢層が高い人が多く見受けられるだけに、危険な撮影は自制して欲しいものです。
「リレー号」の写真は只見線・大白川駅で、SLの写真はいずれも只見駅で撮影したものです。
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