熊野市花火に行ってきました3
新鹿の海水浴場で泳いでもまだ花火まで時間がありました。そこで別の駅にも行ってみることにしました。前の記事の下から2枚目に写真を載せた新鹿駅始発の臨時列車で2つ隣の大泊駅に行ってみました。
この大泊駅も普段は無人駅で新鹿駅同様係員が2人派遣されていました。駅前は奈良・大阪・名古屋といった他府県ナンバーの車でぎっしり埋まっていましたが、新鹿駅のように人でごった返すことはなく静かでした。
大泊駅発行のきっぷはパンチで穴を空ける駅名式の特別補充券(特補)でした。ここで熊野市駅までの往復券を購入しようと試みたところ、「今日は予想よりたくさん売れたので片道は売り切れて往復しかない」とのことでした。片道の場合は乗車駅証明書を渡されて熊野市駅で精算となったようです。「補充券がたくさん売れた=テンバイヤーの買い占め??」と感じてしまったのは悲しい性ですが、予定通り往復券を1枚購入しました。往復券は作り置きしてあったようで、穴も空けずに冊子から千切って渡されました。片道がなくて往復だけが残っていた理由がわかりました。
熊野市花火関連の臨時発売で例年こういった特補が発売されているらしいというのは知っていましたが、現物を手にしたのは初めてでした。JRグループの中で出札の機械化が最も進んだJR東海でこんな券が残っていたのは驚きでした。
発売箇所は「亀山駅(特改)発行」となっているのを駅名小印で「熊野市駅」に訂正しています。(特改)とは特別改札の略です。また、平成13年に開業した関西線・春田駅の記載がないため、それ以前に印刷されたものを流用していると思われます。
大泊~熊野市間の一駅だけ乗った亀山発新宮行の臨時普通列車(多気始発の定期列車を増結の上で延長運転)です。方向幕が「普通」となっていますが、美濃太田車両区から借りてきた増結編成に「新宮」の方向幕がなかったためです。伊勢運輸区の車両には「新宮」の方向幕がちゃんと用意されています。
ちなみに私と一緒に急行列車の指定券を買うべく亀山駅に並んでいた人でも、帰りは急行列車に乗るが行きはこの列車で行くと言っていた人が多かったです。亀山始発の上に運賃だけで乗れて午後7時半の花火開始にもちょうどいい時間(定刻18:27も実際の到着は35分遅れ)に着くからかもしれません。
かく言う私もこの列車を降りて熊野市駅から会場の七里御浜海岸まで歩き、座る場所を確保して花火を眺めました。そんなに広い場所は残っていませんでしたが、開始直前でも一人や二人座る場所ならいくらでも確保できます。
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