まりも
▼種別:特急
▼運転区間:札幌~釧路(1日1往復)
「まりも」という列車名としての登場は昭和40年札幌~釧路間(当時は滝川経由)の夜行急行列車でした。昭和43年10月のダイヤ改正で一旦廃止になりましたが、昭和55年に同区間を石勝線経由で結ぶ急行列車として再度復活しています。その後、長い間客車列車として運転されていましたが、そのうち昭和60年に昼行列車が廃止され、残った夜行列車も平成5年に特急「おおぞら」に格上げされ廃止となりました。
このまま消えてしまうかと思われましたが、平成13年7月特急「おおぞら」が新型車両キハ283系に統一され「スーパーおおぞら」となることに伴い、特急「まりも」として8年ぶりに復活しました。夏季には根室まで延長運転されることもあります。今年3月に「利尻」 と夜行の「オホーツク」が廃止されてしまったため、唯一の道内完結の定期夜行列車になってしまいました。
車両はJR北海道釧路運輸車両所所属のキハ183系+14系寝台車です。廃止になった「利尻」 などと同様に気動車(キハ183系)で寝台車の客車(14系)の前後をサンドイッチするという北海道に独特な編成です。
また、06年1月15日の記事 にも書きましたがこの列車の寝台料金は11月~5月に限り3000円に値下げされるのも特徴です。何故かはいまだにわかりません。
道内をフリーきっぷで旅行する際は宿代わりによく利用しています。出発が夜遅くて到着が朝早いので正直しんどいですが(爆)上り下りとも真夜中の帯広駅での乗降が多かったのには面食らいました。対札幌への始発・最終列車を兼ねているようです。写真は釧路駅に到着した下り列車を撮影したものです。
【補足2007・10・1】
平成19年9月30日で定期列車としては廃止(季節化)となったため、カテゴリーを変更しました。
【補足2008・9・1】
平成20年8月31日で季節列車としても廃止となったため、カテゴリーを追加しました。
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