この週末は土日とも仕事の予定がなかったので、土曜日は鉄ヲタ活動をすることに決めていた。ところが、一族で松本の温泉に集まって泊まりでばあさんの誕生会をやるという奇妙な企画が持ち上がり、招集がかかってしまった。気乗りはしなかったが、鉄ヲタ活動を組み込みつつ参加できそうなことがわかったので、渋々参加することに…。
旅の始まりは高崎駅。早起きして普通列車で行くつもりが、人身事故による運転見合わせで間に合わなくなり、特急列車で追いかける羽目に。やり場のない怒りとはこのこと。
このSL列車は信越線の横川駅まで行く臨時快速列車の「SL碓氷」。毎年GW前のこの時期に運転されるが、昨年はSLの故障で運転されなかったので2年ぶりの運転。全車指定席で比較的指定券が取りにくい列車だが、指定席券売機をいじっていたら運良く取れてしまった。
途中の安中駅での貨物列車との並び。またも「アート機能」で撮ってみた。安中駅のすぐ裏に「東邦亜鉛」という会社の精錬所があり、今も福島県から亜鉛を輸送する貨物列車が運転されている。緑色の機関車は東邦亜鉛所有の機関車。SLを撮っている人は多かったが、こちらを撮っている人はほとんどいなかった。
意外や車内は鉄ヲタよりも家族連れのパックツアー客がほとんど。指定席は満席とのことだったが、私が座っていたボックス席は最後まで誰も乗ってこなかった。乗らないんだったら払い戻せばいいのに…。
普通列車で30分ちょっとで着くところをSLは1時間近くかけて横川駅に到着。この辺りは勾配がきつくなってくるため、SLが苦しそうに登っていた。横川駅は終着駅で行き止まりになっているため、SLと逆側に電気機関車を連結して戻る。
横川駅裏手にあった桜の木。横川は群馬県でも山あいの比較的寒いところにあるので、平地より桜のピークは遅め。満開からちょっとピークを過ぎた感はあるが、十分見られる。
この日の目的地は松本なので、横川からさらに北上することに。駅前のバス乗り場からバスで軽井沢へ。かつては信越線が軽井沢を通って長野まで繋がっていたが、平成9年に横川~軽井沢間が廃止となりバス代行になっている。運賃は片道500円で、往復割引で900円。ちなみに鉄道時代は230円。
バスは車内の半分ぐらいの客を乗せて、約30分で軽井沢駅に到着。土曜日の昼とあって駅前のショッピングプラザの駐車場も盛況。高速道路1000円の恩恵も多分にあると思う。4月の下旬になってもスキー場が営業していたことにはびっくり。確かに山の上のほうには雪が残っている。気温が9℃だったので雪質がどうかは置いといて…。
(松本に着かないのでまだ続く)
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