阿賀川に架かるつり橋。このつり橋を渡って塔のへつり側に渡ることができる。渡ったところで何があるわけでもないので、まずは渡る前に対岸からじっくり眺めるのが吉。
つり橋には「藤見橋」という名称が付いていた。注意書きには「荷重制限がありますので、一度に三十人以上渡橋しないようご協力お願いいたします」とある。 川面から大して高くはないが、板張りで欄干が低くよく揺れるため高所恐怖症の人は案外恐怖を感じるかもしれない。
つり橋を渡った先にあった祠。どうやら菩薩像があったようだが、中身をうかがい知ることはできなかった。片隅に「昭和四十五年七月十九日 高松宮殿下御参拝」とあった。
おそらく昔はこの先(写真の右奥のほう)へ進めたようだが、山崩れで道が寸断されていて、先へは進めず。 足元も不安定で危険な状態。
塔のへつりはソコソコにして元来たつり橋を戻った。つり橋のたもとには売店があって、ここには面白いものがたくさん売っていた。
マタタビの木。「ネコにマタタビ」ということわざがあるとおり、ネコ科の動物に対して恍惚を感じ強い反応を示す。試しに手にとって匂いを嗅いでみたが、別に普通の木の匂いしかしなかった。ちなみに5cmぐらいの小枝が1本100円。安いのか高いのかよくわからない。
山菜やキノコの塩漬け。 ワラビ・ミズナ・なめこといったメジャーなものから、「アミ茸」という聞いたこともないものや「雑キノコ」という名もないキノコの寄せ集めのような謎なものも。おそらく昔のこの辺りでは冬場の保存食として食べられていたものなんだと思われる。ほとんどが100g200円というお値打ち価格だった。
スズメバチとマムシの焼酎漬け。この地では普通に取れるものなんだろう。1本2万円のものもあった。おそらく強壮剤に使うんだろうが、これはちょっとご遠慮したい…。
駐車場の片隅に放置されていたレトロな自販機。商品口には石が突っ込まれていて、もちろん稼動していない。昔はこういう細身で背の高い自販機が多かったような気がする。HI-Cというブランドは最近見かけないが、なくなったんだろうか?
道路と柵の境界線を示す看板。冬場は雪が柵の高さを超えるぐらい積もるため、車に対して柵の位置がわかるようこういった看板が設置されている。これは雪国ならでは。
軽く腹ごしらえして駅まで元来た道を戻った。この頃には腸は小康状態。行きには気づかなかった妙に味のある塔のへつり駅の入り口。
(会津縦断編-2に続く)
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