気仙沼線BRT8
これまで鉄道⇔BRTの乗車券を紹介してきましたが、鉄道→BRT→鉄道といった乗車券も発売できます。BRT→鉄道→BRTという乗車券も可能だと思われます。 ただし、BRT→鉄道(JR)→社線やBRT→鉄道(JR)→社線→JRといった、通過を含む他社線絡みの連絡乗車券(通過も含む)は発券できないそうです。
今回の主に使用した乗車券です。鉄道→BRT→鉄道という通過連絡っぽい乗車券になっています。 なお、BRTを間を挟むと、発駅・着駅を問わず特定運賃は適用されないようです。券面を見てわかるとおり、この乗車券は「えきねっと」予約に対応しています。
発駅と着駅を設定し、3つまで選択できる経由地を「柳津、気仙沼、盛岡」を選択したところ、難なく候補が表示されました。JR東日本だと窓口で変な取扱をされる可能性があるため「えきねっと」を使いましたが、このシステムはよく考えて造られていると思います。
BRTに実際に乗ってみた感想としては鉄道時代より所要時間はかかるものの、大幅に本数が増えて便利になっており、思ったより悪くないなと感じました。通学時間帯で乗客が増える場合は続行便の手当てもしているそうで、JRもそれなりに気合を入れている様子が窺えます。
(本吉駅構内の工事の様子)
BRT専用道は歌津~陸前港間と陸前階上~最知間だけで、それ以外の区間は並走する国道45号線を使用しています。気仙沼市内(大谷海岸~南気仙沼間)では渋滞になることもあり、遅れの原因にもなっています。現在、各所で線路を剝して路盤をアスファルトで舗装し専用道にする工事を進めており、専用道が延びれば所要時間の短縮にもなり、より使いやすくなります。
ただ、鉄ヲタ的にはこのままBRTで恒久化されてしまうのかなぁ…という複雑な思いもあります。津波で被災していない区間でも線路を剥がす工事は進んでいるのと、いったん専用道として舗装してしまうと、またアスファルトを剝して、路盤を作って、線路やケーブルを敷き直して鉄道に戻すのは難しいような気がするからです。こればかりは今後どうなるかわかりませんが…。
気仙沼線BRT関連はこれで終わりです。
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