ライナーセット券
東海道線上りの「湘南ライナー」および「おはようライナー新宿」では1ヶ月分のライナー券をセットにした「ライナーセット券」というものが発売されています。普通車のみでグリーン車のセット券はありません。
発売額は「500円×その月の運転日数」なので、価格は毎月変動するものの割引はありません。それだったら買うメリットはないように見えますが、毎朝毎朝ライナー券を買う手間も省けますし、人気列車(特に「湘南ライナー6・8号」)の当日用のライナー券は前日の午前中には売り切れてしまうこともあるので、通勤客に根強い人気があります。ライナーセット券の発売日には駅に折り畳みいすを持ち込んで、みどりの窓口の順番取りをしている人をしばしば見かけました。
これがその現物です。ライナーセット券の利用号車は予め決まっていて、乗車時に係員に呈示して乗車します。そのため、11月用と一目で分かるように大きなスタンプが押されています。1ヶ月間同じ客が同じ号車に乗ってくるので、誰がどこに座るというのが暗黙の了解のうちに決まってきます。私の正面は茅ヶ崎駅から乗ってきて、座るなり化粧直しした後、口を開けて爆睡するねーちゃんでした。
ちなみに指定列車に運休があると、翌月以降に1回あたり500円の返金が受けられます。平成22年11月は1回運休があったんですが、きっぷを回収されてしまうのは趣味的に困るので500円は放棄して、きっぷを手元に残しました。
関西では今は亡きライナーも座席指定でしたが、座席指定ではないのに毎日座る場所が決まっているのは面白いですね。
昔何かで、発売前日から乗車する本人に代わって奥様方が徹夜?で並んで購入するとかいうことを見たことがあります。
投稿情報: 鉄道部長 | 2011/12/09 22:13
首都圏の自由席グリーンにも「暗黙の指定席」ってありますね。運悪くそこに座った場合は…
一か月分確保できるのは便利なんですが、有給や急な休みが発生した場合はどうなるのでしょうか?
投稿情報: kei | 2011/12/10 01:16
>鉄道部長さん
「おはようライナー新宿24号」はボックス席の215系だったので、余計に席が固定化する傾向がありました。
2月乗車分以外は前月1日が固定の発売日なので、夫の通勤のために窓口に並ぶ「内助の功」が見られます。
>keiさん
有休等で乗車できない場合は放棄せざるを得ません。
私は都合で3回放棄したので、次月からセット券生活は止めました。他の列車に振り替えれればよかったんですけどね。
投稿情報: 今出川@日進 | 2011/12/10 21:42