東北新幹線特別ダイヤ
東日本大震災の影響で不通になっていた東北新幹線は4月29日から那須塩原~盛岡間で徐行する「暫定ダイヤ」で全線復旧しました。復旧工事が順調に進み、7月9日からは徐行区間を福島~一ノ関間に縮小した「特別ダイヤ」に移行しています。
JR東日本の8月11日のプレスリリースで、秋の行楽シーズンが始まる9月23日から通常ダイヤに戻すことが発表されました。私は「暫定ダイヤ」の記事で通常ダイヤに戻る時期に触れましたが、意外にあっさり当たりました。
停車駅が一定の「はやぶさ」で通常ダイヤと暫定ダイヤと特別ダイヤの三者を比較をしてみます。「はやぶさ」は特別ダイヤ移行を機に2往復から本来の3往復に戻りました。
新青森 盛岡 仙台 東京
6号 18:14 → 19:03/04 → 19:47/49 → 21:24 (定期)
5号 23:12 ← 21:36 (定期)
506号 16:17 → 17:07/08 → 18:17/19 → 20:24 (暫定)
505号 22:42 ← 20:36 (暫定)
406号 17:38 → 18:27/28 → 19:22/24 → 21:08 (特別)
405号 23:20 ← 21:36 (特別)
上り列車は通常ダイヤが一番遅く出発して一番遅く到着します。東京駅に着いた「はやぶさ」は折り返しで入庫を兼ねた下りの仙台行「はやぶさ」として戻ります。その列車も減速運転の対象なので、東京駅を早く出発する必要があります。そのため、到着も早くなければなりません。
特別ダイヤの「はやぶさ」の特急券です。暫定ダイヤでは「はやぶさ」の加算料金が不要でしたが、特別ダイヤでも引き続き不要でした。そのため券面右下の加算料金の表記がありません。さらにこのきっぷは「えきねっと割引」が適用されているので、正規料金より300円安くなっています。この区間の「はやぶさ」の加算料金付きの繁忙期料金は5310円なので600円安くなっています。
(渋谷駅新南口)
東北新幹線は震災から半年経って運転本数も所要時間も元の状態に戻ることになります。駅には復活をアピールするこんなポスターが貼られていて、JR東日本としては「ようやくここまで来た」といった感で、相当気合が入っていそうです。
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