阿南
徳島県阿南市は徳島県で人口第二位の都市で、牟岐線・阿南駅の乗降客数も県内で2番目に多い駅です。今年1月にその阿南駅のみどりの窓口のマルス端末を撤去し、機能の落ちるPOS端末に置き換えられました。JR四国の経費節減の流れではありますが、ここまでやるものかと思って驚きました。とりあえず気になってはいたので、4月の旅行ついでに現地の様子を見てきました。
改札を出てみて「ああそういうことね~」と思いました。マルス端末がなくなった駅窓口に隣接して、ワーププラザ(旅行会社)の支店がありました(クリックすると拡大します)。もちろん、裏では繋がっています。四国外の指定券は駅での発券はできませんが、ワーププラザでは旅行業端末から発券できます。しかも、駅ではクレジットカードでの決済もできました。カードの承認はに発券(POS)端末に通すわけではなく、ワーププラザと共用しているCAT端末で行います。これであれば利用客への悪影響はほとんどないと言っていいでしょう。
せっかくなので、駅とワーププラザで日付違いの同じきっぷを発券してもらいました。
(阿南駅発行)
(ワーププラザ阿南発行)
両者ともカット紙なので見てくれはちょっと似ています。しかし、まったく同じ効力のきっぷでもPOS端末と旅行業端末とで券名が「自由席特急券」と「特定特急券」と異なっています。岡山~丸亀間の自由席特急料金は530円という特定料金が適用されるので、「特定特急券」が正解だと思いますが…。
JR四国のPOSは、「自由席特急券」選択で特定特急料金適用区間の券を発券した場合、券種名が調整されずに「自由席特急券」表示で出てしまうようです(「新幹線自由席特急券」も同様)。但し、初めから「特定特急券」選択で操作すると、正しく「特定特急券」表示で発券されます(「新幹線特定特急券」も同様)。よってこの場合だと、阿南駅発行POS券で「特定特急券」も可能です。
投稿情報: ・・・ | 2011/06/21 02:34
JR四国のPOSはそんな仕掛けになっていたんですか…。知りませんでした。
このきっぷを買うとき、普通は「児島→岡山の特定特急券」ではなく「自由席特急券」と言ってしまいますから、こういうきっぷが出てくるのはある程度仕方ないんでしょうね。
投稿情報: 今出川 | 2011/06/22 00:00
徳島線鴨島が以前から同様の扱いですね>ワープあり窓なし
それに倣う形でのMR32捻出でしょうかね。板野のようなマルス有り駅から剥がす(松山へ転出だそうです)よりは問題が少なそうな。
見た感じ感熱券のようで、日本旅行の端末更新にあわせてこちらも更新されたみたいですね。
投稿情報: 常緑樹 | 2011/06/22 23:35
徳島線は6年前に1回乗ったきりなので、同様の駅があることは知りませんでした。
阿南駅のMR32撤去と多度津駅のMR20→MR32の置き換えが2日違いなので、板野と同様に転用したっぽいですね。
投稿情報: 今出川 | 2011/06/24 01:20
四国ローカル時刻表の地図欄見ると、「みどり/ワープ併設駅」「みどりの窓口設置駅」「ワープ設置駅」の違いがわかります。
これまでは鴨島だけでしたが、阿南もおそらく同様の表記になってるでしょうね・・
投稿情報: 常緑樹 | 2011/06/24 20:10
お久しぶりです。
発行元に「Q」と入っているのと、最下部の番号の桁数からして、おそらく日本旅行と同一のQR端末かも知れませんね。
もしかしたら、JTBやKNTと違って日本旅行が「C制」挿入印字機能を使っていないのは、同時に導入したと思われるJR四国が駅POSとQR端末でCATを共用するからだろうかと覆いました。
投稿情報: 105系F11 | 2011/06/24 20:54
>常緑樹さん
四国ローカルの時刻表にはそんな区別があるんですね。
「旅行センターのある駅=ある程度大きな駅」というイメージがあるので、ワーププラザ単独の駅というのがちょっとピンとこないです。
>105系F11さん
全然気づきませんでしたが、番号の感じからして確かに似ていますね。ワーププラザは日本旅行のパックツアーを売っているようですので、何らかの提携関係があるのかもしれません。
投稿情報: 今出川 | 2011/06/26 23:37