日野駅１２０周年

日野駅１２０周年記念入場券

　夜も遅くなった残業時間中のある日の職場でのこと。向かいで作業していた同僚（ちょっと年上の人妻）から声をかけられました。

同：「○○くん（←私のこと）ってさぁ、きっぷ集めてんだっけ？」

私：「…ええまぁ」

　いきなりだったので驚きました。歯切れは悪いです。現在の職場ではバレていない（はず）なので、何でそんなこと知っているのか不思議でした。でも、情報統制にちょっと隙があったのかもしれません。

同：「近所の駅で売ってたきっぷあげよっか？全然普通のやつなんだけど」

私：「どんなのですか？」←あまり期待してない

同：「近所の駅が１２０周年らしくてさ。立ち寄ったときに１０００枚限定の記念入場券ってのが売ってて、行列ができてて１人５枚までって言ってたからついつい並んで買っちゃったんだよね～」

私：(￣ー￣*）ﾆﾔﾘ

　こんな経緯で労せずして手に入れることができたのは中央線・日野駅の１２０周年記念入場券でした。１月１１日の１０時から１０００枚限定で発売されたようです。売れ行きがどの程度だったかは知る由もありませんが、おそらく当日の午前中には売り切れたものと思われます。彼女はいつもの出かけついでに日野駅を通りかかっただけだそうなんですが、並んでいる行列を見て買えそうだったので、とりあえず上限の５セットを買ったそうです。

（台紙表裏）

（台紙内面）

　二つ折りの台紙が付いていて、日野駅の今昔がわかる写真が付いています（クリックすると拡大します）。見た感じけっこう昔の面影が残っているように見えます。あと、台紙裏面にはスタンプを押すエリアがあり、台紙内面の右上には入鋏するスペースもあり、ちゃんとハサミが入れてありました。

 （Ｂ型硬券：表面）

　きっぷは大人と小児のＢ型の硬券入場券です。「日野駅開業１２０周年記念」ときっぷ上部に印字されています。私はあまり気にしませんが、これを嫌う人はいます。記念きっぷにしてもなんかスッキリし過ぎたきっぷだなぁ～と感じたんですが、裏面を見て納得しました。

 （Ｂ型硬券：裏面）

　諸々の注意書きは裏面にありました。ＪＲ東日本の駅の入場券は発売後２時間有効なんですが、発売時刻を記入する欄はありません。いずれにしろ全然普通のきっぷじゃないです（爆）

　最近、首都圏のＪＲ東日本の駅ではこういった記念入場券を発売するのが目に付きます。先日引退した京浜東北線の２０９系引退記念入場券には長蛇の列ができ、発売後２時間弱で売り切れたそうです。今日も朝７時から三鷹・国分寺・立川・八王子の四駅で中央線２０１系の記念入場券が２０１０枚限定で発売されるそうです。

Comments

[投稿情報: 常緑樹]

情報統制は重要ですね。私は普段から旅行相談所と化してます。

イオカード・パスネットが廃止された時に、このような形で硬券入場券が増えてくるとは予想もしませんでした。
使われない分収入純増で好ましいのかなとも思いましたが、1000枚限定では日野駅の乗客数からは微々たるものかもしれません。
201の日やスタンプラリー含めて、八王子支社の姿勢もあるのかも知れませんね。ヲタにはありがたい話です。

[投稿情報: 今出川]

私は朝早くから並んでまで記念きっぷを買う気合いはありませんが、同じ状況に遭遇したら並んで５セット買ったと思います。

最近では記念デザインＳｕｉｃａの発売もありますね。でも、Ｓｕｉｃａはある程度の枚数を用意する必要がある上に、使ってしまう人も多いので利幅が薄いのかもしれません。記念きっぷはまず使われないでしょうから、売り上げ≒利潤という図式が成り立ちます。
１０００枚というのは確かに少ない感じがしますが、確実に売り捌くために枚数を絞ったんだと思います。

[投稿情報: MT54]

しかし、毎度の事ながら最近「あのブルトレ特集｣以来鉄道の切符やイベント列車の指定券は金になると踏んだ一般人までが手を出し、既存の転売業者に加えて彼らまでネットオークションで売りさばくようになってしまったのは何とも遺憾です。