奇怪な券売機
下の写真の券売機は東海道線・品川駅のホーム上にある券売機です。「ホーム上にある=乗車券は持っている」ということで、乗車券は発売していません。画像をクリックすると拡大します。
この券売機ではSuicaグリーン券と特急「踊り子」用の自由席特急券を発売しています。硬貨投入口があるように自由席特急券は現金でもSuicaのチャージでも購入できます。下の特急券はSuicaのチャージを使ってこの券売機で購入したものです。右下に”IC”と印字されています。
逆にSuicaグリーン券はチャージからの引き落としのみです。券売機の上には「現金でのお買い求めはできません」という注意書きがあります。ただし、チャージ額が不足した場合にのみ千円札でチャージできます。平成18年3月よりわざわざ機能を殺して、ホーム上のグリーン券売機は紙のグリーン券の発売とチャージ以外の現金の取り扱いをできなくしています。
それ以前は普通に現金で紙のグリーン券が購入できました。券売機のパネルの「自由席特急券」の下に貼られている緑色のシールは紙の「自由席グリーン券」を隠したものです。この券売機は自由席特急券は普通に現金購入できて、現金では紙の自由席グリーン券もSuicaグリーン券も購入できないというとても奇怪な券売機です。
ホーム上の券売機において自由席グリーン券は現金発売しないという原則にこだわり過ぎていると感じます。Suicaグリーン券の利用促進したい意図はわかりますが、そもそも東海道筋ではほとんどの人がSuicaグリーン券を使っていて、券売機に変な縛りをかけないでも確実に普及が進んでいるように見えます。複数人利用でSuicaが人数分ない場合(←休日によく見られます)やSuicaグリーン券が対応しない函南・三島・沼津の各駅まで利用する場合などには、紙のグリーン券はどうしても必要だと思います。
グリーン券専用の券売機ならともかく、この券売機は自由席特急券も併売していて現金対応しているんですから、例外を認めてちょっとは融通利かせてもいいように思うんですが…。
前の職場にいた頃、品川駅から藤沢まで時々利用してました。
現在はわかりませんが、当時(2年くらい前)は券売機横に「磁気グリーン券は階段を上がった窓口で発売しています」という貼り紙までしてました。
Suicaグリーンの導入当初はともかく、PASMOとの共通画が進み
多くの乗客へICカード普及が進んだ現在では、なおさら磁気グリーン券を入れることに問題はないと思うのですが、その気はないんでしょうね。
品川なら磁気グリーンのが好ましいライナーもあるし、尚更例外的に使えるようにしてほしいものだと思います。
投稿情報: 常緑樹 | 2009/11/23 23:50
トラックバック不具合のご連絡ありがとうございました。どうも新しいTypePadは使いにくくて困ります。別に今までどおりシンプルに使えてればいいんですけどね…。
湘南ライナーのグリーン券までは思いが及びませんでした。車掌がいちいちSuicaをチェッカーで読み取りながら確認していて大変そうです。Suicaグリーン券は一通り普及した感があるので、再び券売機で紙のグリーン券を買えるようにしてもさほど影響はないと思います。
投稿情報: 今出川 | 2009/11/24 23:18
普通グリーンで函南~沼津へ行く場合には磁気券を購入することになっていますが、ホーム上の券売機では購入できない現象があります。
エリアまたぎ禁止のルールをグリーン券にも適用させたのでしょうけど、それであればなおの事、現金かチャージで磁気券発売もありかと思っています。
一方、上野駅ホーム上のライナー券の券売機では頑なに現金発売のみです。
こちらもチャージで購入できればいいのですが。
投稿情報: ららら | 2009/11/26 19:02
確かにグリーン券のSuica推進の徹底ぶりとは打って変わり、ライナー券は頑なに現金主義ですね。
たぶんSuica対応のライナー券売機はないと思いますので、チャージからの引き落としに対応してくれれば便利になると思います。
投稿情報: 今出川@京都 | 2009/11/28 23:14