窓口閉鎖駅の乗車票
JR東日本の首都圏の駅ではみどりの窓口の閉鎖が進んでいます。閉鎖駅のほとんどには「指定席券売機」が導入されているので、長距離券や特急券が全く購入できないということはありません。それでも窓口でないといけない場合もあります。学割・株主優待・ジパングなどの紙の割引証できっぷを購入する場合やカードで購入したきっぷの払い戻し、Suicaの紛失届け・再発行手続き、車椅子席の取り扱いなどが挙げられます。そういった場合、駅の改札口で申し出ると最寄の窓口のある駅までの乗車票を渡される場合があります。
これは常磐線・馬橋駅で貰った乗車票です。大きさはクーポンサイズで真っ白の無地紋です。馬橋駅は平成18年5月に窓口閉鎖になっています。隣の北松戸駅も時を同じくして窓口閉鎖になっているので、松戸駅か新松戸駅のいずれかに行って、戻ってこられるようになっています。改札口の係員に株主優待証で乗車券を購入したい旨を伝えて、この券を貰いました。松戸駅で用を済ませてから馬橋駅に戻らなかったため券が手元に残りました。
JR東日本が進める窓口閉鎖が正しい施策だとは到底思えませんが、実際に閉鎖してしまう以上は不便を強いられる利用客に極力負担をかけないような措置は最低限必要です。しかし、この乗車票の存在はあまり知られていませんし、積極的に宣伝もしていません。どうやら東京支社管内のローカルルールのようで、他の支社(大宮・横浜・八王子)の窓口閉鎖駅では見かけません。こういった措置は社内で統一すべきだと思いますが、そうなると東京支社のこの乗車票を廃するという悪いサービスに片寄せされそうな感じがしてそれはそれで心配です。
このような乗車票が用意されているのですね。
あまり宣伝すると悪用されそうですし、難しいところです。
行きは乗車券を購入してもらい近隣の駅の窓口で返金し、帰りの乗車券を無料で交付する方が良いような気がしますが…。
ところで先日、窓口閉鎖駅で降りたのですが、乗降客はわずかでみどりの券売機もありませんでした。
構造上、窓口を営業しながら改札も出来そうなのに、何か勿体ないような気がしたというのが正直なところです。
投稿情報: 鉄道部長 | 2009/08/25 02:07
訂正です。
「みどりの券売機」ではなく、そちらでは「指定席券売機」でしたね…。
投稿情報: 鉄道部長 | 2009/08/25 02:09
JR初期の首都圏のみどりの窓口のない小駅には、定期券を買いに行く利用客に配られる「定期券購入乗車票」というこの券とよく似たきっぷがありました。この乗車票もおそらく踏襲したんじゃないでしょうか。
現状のやり方だと悪用の危険性は否定できないので、正直この乗車票を公開するかどうかはかなり迷いました。私も片道分は一旦利用客が負担して、窓口でその分を返金という仕組みの方がいいと思います。
投稿情報: 今出川 | 2009/08/25 07:05
・・・
今回の記事を読む限りだと、もしかしたら自分と遭遇、
若しくはニアミスしてる可能性が有りそうで・・・w
乗車票は、かなり曖昧ですよね。
例えば、閉鎖駅で行えない定期券の払戻を、
乗車票の存在を知らずに定期で行ってしまった場合。
払戻をやってしまったらどうやって戻るのか?
みたいなのとかー。
この件に関しては今の所放置されてる感が有りますが、
どっかで動いて貰わないと、と考えてはいます。
係員以外でも気付いてるヒトが居ると分かったことですしw
投稿情報: 三階 | 2009/08/25 07:55
横浜支社もある駅はありますよ。掲示していないのは同様です。
例:新子安→東神奈川・鶴見
私自身も、私鉄方式が好ましいと思います。
あと、別件記事でトラバ送らせていただきます。よろしくお願いします。
投稿情報: 常緑樹 | 2009/08/25 08:00
「松戸で用を済ませて馬橋駅に戻らなかった」というのがどうも引っかかるのですが、この場合問題はまったく無いのですか?
投稿情報: 雨どい | 2009/08/25 18:53
>三階さん
その界隈にお勤めですか…
東京メトロの定期券売り場では行きは利用者負担で改札口で手持ちのきっぷに証明してもらい、帰りは証明されたきっぷと引き換えに任意の駅までの乗車票を交付しています。JRで任意の駅というわけにはいかないでしょうから、近隣の閉鎖駅限定すればいいと思います。
>常緑樹さん
新子安にもあったんですか…。平間にはないと聞いていたもので。
灯台下暗しでした。
>雨どいさん
松戸駅で買ったきっぷでそのまま旅行開始したので、馬橋駅に戻らないでも何ら問題ないと思います。
ただ、書き方がちょっと悪かったですね。「用を済ます」=きっぷを買うという意味です。
投稿情報: 今出川 | 2009/08/25 19:45
窓口閉鎖駅で思い出しましたが、先日閉鎖された四方津・鳥沢・猿橋の各駅の券売機ではSUICAの利用履歴が出力できません。
そのため、窓口閉鎖後の指定席券・定期券の発売およびSUICA履歴の出力には、大月まで出向いてほしい旨の掲示が出ておりました。
JR東の窓口業務の縮小は、残念でなりません。
投稿情報: Boo | 2009/08/25 22:30
大宮支社と横浜支社では、指定席券売機を設置した駅では、この乗車票でsuica再発行や払い戻しのために窓口設置駅まで往復することができますが、津田山駅や的場駅のような、指定席券売機を設置せずに窓口を廃止した駅では、この乗車票を置かずに客に運賃を支払わせるという扱いを行っています。
また、西大宮駅のような新規開業駅では、指定席券売機を設置しながら、この乗車票を置かずに、払い戻し等を求める客に運賃を支払わせるという扱いです。
しかも、これらの窓口廃止駅(無人駅を含む)では、JR東日本の旅客営業細則において無料で定期券の購入が可能と定められ、乗車票の様式まで定められているいるにもかかわらず、駅によっては乗車票を設備していなかったり、悪質な駅では駅員がとぼけて乗車票の存在を乗客に教えないという事実さえあります。
投稿情報: そらりす | 2009/08/26 01:51
八王子支社管内の窓口閉鎖駅でも東京支社等と同様の乗車票が設置されている駅も一部あります。
恐らく乗車票がないと思われる駅では『購入駅の改札に電話しとくので、切符を買わずにそのまま乗車して購入駅で申し立てください』と言われましたので便宜的に取り扱ってくれる場合もあるようです。
投稿情報: マルス2号 | 2009/08/26 09:47