秩父鉄道→JR連絡券
(秩父鉄道1000系:元国鉄101系)
秩父鉄道は埼玉県北部の羽生~三峰口間を結ぶ私鉄です。通勤・通学輸送が主体ですが、秩父や長瀞といった観光地への観光客輸送や石灰石の貨物輸送の割合が高い会社です。国鉄や西武からの譲渡車両が幅を利かせていて埼玉県という首都圏になりながら、ローカル色の濃い鉄道会社です。毎年春~秋にかけて走るSL急行「パレオエクスプレス」は観光客に人気があります。
JRとの連絡運輸は熊谷・寄居の両駅を接続としています。古い資料を見ると熊谷接続は常磐線や信越線方面まで範囲でしたが、現在では概ね東京~高崎間の範囲に縮小されています。また、秩父鉄道・熊谷~寄居間を通過する通過連絡の設定もありましたが、これは平成15年2月末でなくなっています。
(A型軟券)
現在発売されているJR連絡券です。かつては硬券が発売されていましたが、現在はこんな感じの常備軟券です。私が購入した当時はJR連絡だけが常備軟券で、東武連絡(羽生接続)や西武連絡(御花畑/西武秩父接続)はB型硬券でした。今ではこれらも軟券化されているかもしれませんが…。
ちなみに秩父鉄道ではPASMOなどICカードが一切使えません。他に首都圏の鉄道会社で使えないのは湘南モノレールぐらいでしょうか。導入の予定もないようなので、こういった機械化されていないきっぷもしばらく安泰かな…と思います。
秩父鉄道では現在、羽生接続東武線、寄居接続東武線、西武秩父接続西武線は、窓口発売は全くありません。券売機のみです。
熊谷接続JR線はA型軟券が一部の駅にあります。
寄居接続JR線は硬券です。一部の駅にあります。現在他社連絡の硬券はこれだけです。
余談ですが、西武線が秩父鉄道に乗り入れを実施した直後は、秩父から野上までの各駅では御花畑接続西武線連絡を、影森から三峰口までの各駅では西武秩父接続西武線連絡の硬券を売っていましたが、運賃改定後からは御花畑接続の券は止めてしまい、全て西武秩父接続にしてしまいましたね。
投稿情報: 三峰山頂廃駅 | 2009/07/07 13:38
東武・西武連絡の硬券はなくなったんですか…。秩父鉄道を乗るときはJR連絡しか買わないので知りませんでした。
同じJR連絡でも熊谷接続は軟券で、寄居接続が硬券というのが興味深いです。おそらく自動改札の絡みだと思いますけど。
投稿情報: 今出川 | 2009/07/07 20:57
東武連絡・西武連絡の硬券は昨年の8月末頃に各駅から全口座が廃札となり鉄道の日イベント(横浜会場)などで大量に袋詰めされ記念品として発売されていました。
投稿情報: マルス2号 | 2009/07/10 12:00