ふれあい乗車券
「ふれあい」という影文字が必要以上に目立ちます。「乗車券」とある割に発売金額や有効日数の表記がない不思議な様式です。
これは北海道小樽市が高齢者福祉施策の一環で市内在住の70歳以上の人に配布する乗車券です。性格的には乗車票に近いような感じです。希望によって市内バス路線の割引パスかJR乗車券のいずれかを選択できます。当然ながら他人への譲渡はできません。
JR乗車券は南小樽~塩谷間(30枚)か小樽~ほしみ間(20枚)のいずれかになります。両者で配布枚数が違うのが気になりますが、前者の運賃が210円で後者が350円なので、単なる運賃の違いのような気がします。年度末に翌年度分が配布されるので発売日は便宜的に4月1日としているのでしょう。ちなみに有効期限はない(!)そうです。
このきっぷの平成初期ごろのD型硬券は見たことあります。現在でもこういう感じの常備軟券で配布されているのか、端末(マルスor総販)券に置き換えられてしまっているのかはわかりません。ただ、85mmの機械券にしてしまうと自動改札を通ってしまうので、他人に譲渡してもわからなくなってしまいます。
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