モノレール&山手線内割引きっぷ
東京都心と羽田空港の鉄道アクセスは東京モノレールと京浜急行(京急)で激しく競合しています。運賃は東京モノレール470円に対し、京急が400円なので運賃だけの単純比較であれば京急が若干有利な感じがしますが、東京モノレールは浜松町駅を改良してJRとの乗換を便利にしたり、快速列車を運転して所要時間を短縮したりと対抗策を打っています。
その東京モノレールと親会社のJR東日本が組んで主に土曜休日に発売しているのがこの「モノレール&山手線内割引きっぷ」です。羽田空港(第1ビル・第2ビル)~浜松町間のモノレール片道と浜松町から山手線内各駅までのJR線片道が含まれます。当日に東京モノレール側からの片発売で、JR側からの発売はありません。
これがそのきっぷです。以前はモノレール部分とJR部分が分離していたんですが、いつの間にか1枚にまとまっていました。地図があるので何となくフリーきっぷっぽくも見えてしまうため、券面に「フリーきっぷではありません」という注意書きがあります。
【ひとこと】
JRの初乗りが130円なのでどの駅で降りても元が取れます。浜松町駅から最遠の駅(池袋~高田馬場)だと220円安上がりになります。目的地が山手線の駅であれば買わない手はないでしょう。
また、2枚だった頃はモノレールの自動改札にJR券の券片を突っ込んでいる人を多く見かけました。1枚になってわかりやすく&使いやすくなったと思います。羽田空港(第1ビル・第2ビル)駅に加え、各地の空港内にある東京モノレールの券売機でも発売しています。来年度から本来の土曜・休日と盆暮れGWに加えて、夏休み期間は毎日発売するそうです。
使い勝手…★★★★★
お得感…★★★★☆
当日発売…あり
小児用…あり
こんばんは。過去記事コメントすみません。
このきっぷが羽田空港発だけの片発売なのはどういう会社側の意図があるのか気になるところです。
投稿情報: えびの2号 | 2009/08/29 19:49
JRでも発売すると発売箇所が大幅に増えるので、売れ過ぎて儲けが減ってしまうという懸念はあるかと思います。
私はこれをやってしまうと京急が著しく不利になるので、敢えてやらないんじゃないかと思っています。
投稿情報: 今出川@熊野 | 2009/08/29 20:53