勝浦ビッグひな祭り号
◆種別:急行
◆区間:高萩~勝浦
以前紹介した特急「かつうらひなまつり」号と同じように千葉県勝浦市で開催されたひな祭りへの常磐線沿線からのアクセス列車です。こちらはJR東日本勝田車両センター所属の485系でした。勝田の485系は定期列車に充当されることはなく、こういった臨時列車(しかも急行・快速運用)や団体専用列車で運用されています。なお、「かつうらひなまつり」号とは異なり、こちらは全車指定席で運転されました。
この列車は常磐線を北小金駅付近まで南下し、渡り線を通って武蔵野線に入ります。一旦逆向きの武蔵野線・南流山駅まで至り同駅の中線で停車し、ここで進行方向転換して武蔵野線を南下します。その後は京葉線→外房線を経由して勝浦駅まで至ります。
私は復路(高萩行)に乗車しました。乗車率は良好でほとんどの座席が埋まっていました。見た感じでは水戸支社管内で募集した「びゅう」のパックツアー客がほとんどで、ツアー客で埋まらなかったわずかな分を一般向けに発売しているといった感じがしました(そんな予感がしたので早めに指定券を購入したわけなんですが…)。停車駅は勝浦駅を発車すると、常磐線・佐貫駅までノンストップでした。その後の常磐線内はこまめに停車していました。
ところで、この勝浦市のひな祭りの正式名称は「かつうらビッグひな祭り」だそうで、今回設定された列車名のいずれとも正確には異なります。意図的に祭りの正式名称とずらしたのか、列車名を決める人が適当だったのか、字数制限に引っかかったかなどなぜそうなったのかは不明です。
時間はあまりありませんでしたが、実際に祭りも見に行ってきました。よくぞこれだけたくさんのひな人形が集まったなぁ…と感心すると同時に、とても日常ではありえない数だったのでむしろ不気味な感じさえしました。なお、イージス艦に衝突された漁船の親子が勝浦市の漁協所属であったため、今年は祭りのイベントの一部が自粛されたそうです。合掌…。
写真は外房線・勝浦駅で撮影したものです。ヘッドマークは「急行」という字幕になっていました。
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