川崎製鉄都市対抗野球応援団
見ての通り都市対抗野球応援用の乗車票です。券名が「~応援団」で止まっている変なきっぷです。発駅が都市対抗野球が開催される東京ドーム最寄り駅の水道橋駅になっています。指定や料金区間の斜線は予め印刷されています。有効期間は決勝戦の日程が組まれた「平成10年7月31日までの片道1回限り有効」となっているのが面白いです。(実際に平成10年の川崎製鉄千葉は決勝戦まで駒を進めています)
母体の川崎製鉄が平成15年4月に日本鋼管(NKK)と経営統合し「JFEスチール」となったたことに伴い、野球部も「川崎製鉄千葉」から「JFE東日本」となっています。JFEになってからもこんな乗車票が残っているのか興味深いところです。
良し悪しは別にして都市対抗野球は「都市対抗」と名乗りながらも、企業の看板を背負った「企業スポーツ」である感じがします。試合のある日は職場を休みにして、大応援団を組んで、観光バスを何十台も連ねて、揃いのユニフォームで東京ドームへ乗り込んでくる会社まであります。この乗車票も応援に来た社員や関係者の帰りの足代代わりに支給されたものなんでしょう。
余談ですが、私も以前職場で動員かけられて見に行ったことがあります。仕事を合法的にサボれた上に野球観戦も好きなので普通に楽しめました。当然、東京ドームまでの交通費も経費で落ちました(爆)対戦相手の3番バッターが守備に打撃に大活躍で、私が応戦していたチームは結果的に敗れました。その選手はその年のオフにプロ入りし、現在主力選手として活躍しています。
硬券時代に何度か見たことがありますが、常備軟券では初見ですね
投稿情報: 高梨 | 2008/02/12 17:41
私は硬券の存在の方が知りませんでした。
今あったとしたらマルス券かな…。
投稿情報: 今出川 | 2008/02/12 19:36