面白山高原
いつの間にかTypePadのディスク領域が料金据え置きのまま500MB→8GBと16倍に大増量されたので、少し写真の割合を増やします。撮り鉄は本業ではないので大した写真はありませんが、ある程度列車やその場の雰囲気が伝われば…と思います。(こんなことを書くと完全に乗り鉄系のブログになってしまった感が…)
仙山線にある駅でそのまま「おもしろやまこうげん」と読みます。同じ山形県にある「さくらんぼ××」のようにしょうもない駅名でウケ狙いしたわけではなく、駅の背後には実際に面白山という山があります。このへんは蔵王連峰の北端に位置し、駅のすぐそばには紅葉山渓谷という渓谷があり、トレッキングコースになっています。
駅の周辺は山に囲まれ、トレッキング客向けと思われるロッジが一軒建つのみで、人は定住していない感じです。山形市という県庁所在地に位置しながら秘境駅っぽい雰囲気が漂います。
駅の目の前の階段を上るとリフト乗り場があり、リフトを上ると面白山高原スキー場が広がります。駅には一本道の林道が繋がっていますが冬場は通行止めになるため、列車でしか行くことのできない全国的にも珍しいスキー場です(ちなみに上越新幹線の駅と直結しているガーラ湯沢スキー場は車でも行けます)。私が仙台に住んでいた頃は「おもしろ山盛り、面白山高原スキー場!」なんてテレビCMがやっていました。私は滑ったことありませんが、実際滑った人によると初心者・ファミリー向けのコース設定だそうです。
駅としての歴史は昭和12年仙山線が全線開通した際に「面白山仮乗降場」としてとして開業しました。その後、昭和63年になって常設駅に格上げされ、現在の「面白山高原」と改称されました。駅の東側の面白山トンネル(上の写真の奥)を抜けると仙台市になります。
列車は快速全列車を含め1時間に1本程度停車します。私が仙山線を使っていた頃はスキーやトレッキングのオンシーズンを除き1日数本程度の停車だったと思いますが、最近になって増えたようです。
普段は無人駅で自動券売機が稼動するのみで、券売機左手の窓口は板で塞がれています。発売されるきっぷは仙台近郊や山形駅には自動改札機が導入されているため自動改札に対応している磁気券です。駅名のローマ字表記はありません。オンシーズンになると駅員が派遣されて窓口できっぷの発売を行うそうです。きっぷヲタ的にはどういった券が発売されているのか興味深いところです。
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