井原鉄道補充券
井原鉄道は山陽線と並行するように広島県の神辺駅と岡山県の総社駅を結ぶ鉄道会社です。平成11年1月に開業した新しい路線です。計画自体は昭和30年代からあって昭和41年に建設着工しましたが、昭和55年の国鉄再建法で工事が凍結されました。その後国鉄(→JR)としての開業を断念し、岡山県や広島県など周辺自治体が出資する第三セクターとして建設を再開し開業に至りました。
車両はJR西日本の非電化ローカル線で活躍しているキハ120系もどきの車両です。一部列車はJR福塩線を経由して福山駅まで乗り入れています。岡山県側の総社~清音間はJR伯備線と線路を共用しています。新しいだけあって、地方ローカル線の割に高架線が多く、線路の規格もいいように思いました。
JRとの乗換駅である神辺・清音・総社の各駅はJRに改札が委託されています。きっぷを発売している有人駅は途中の井原駅のみです。直通列車の設定もあるので当然のごとくJR連絡券も発売しています。連絡範囲は東海道~山陽線系統は大阪~広島間とかなり広いですが、福塩線は福山~府中間という狭い範囲に限定されます。
私が行った当時は改札でJRの車掌が持っているようなレシート端末できっぷの発券を行っていました。これでは消えてしまうので集める意味がありません。そこで補充券でJR連絡券の発券が可能かどうか聞いてみたところ、すんなりOKだったので実乗用に購入しました。
地紋は自社地紋で発駅・発売箇所とも補充でした。「(塩)府中」のハンコがなかったので手書きになりました。(塩)というのは福塩線を表します。徳島線の府中(こう)駅と区別するため付けられています。
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