あいづライナー(2代目)
▼種別:快速
▼運転区間:郡山~会津若松(1日2往復)
定期列車としての特急「あいづ」廃止後の代替として平成15年10月から郡山~喜多方間に快速「あいづライナー」が運転されていました。しかし、10ヵ月後の平成16年8月末で廃止となり、しばらく磐越西線の電化区間から愛称つきの列車が消えました。
平成17年夏シーズンに「あいづディスティネーションキャンペーン」に合わせて新宿~喜多方間に485系の改造車を充当し特急「あいづ」が久々に復活しました。昨年(平成18年)からは前年に使用した485系改造車が東武直通特急に転用されたため、青森で余剰となった485系を調達・改造した上で往時と同じ上野発着に変更されました。今夏も昨年と同じ設定で運転されています。車両はJR東日本仙台車両センター所属です。
快速「あいづライナー」は今年3月のダイヤ改正より突如復活しました。運賃だけで乗車できる快速列車でありながら、特急「あいづ」で使用された485系で運転されています。車内は明るく快適で足元も広々としていて、間違いなく乗り得な列車と言えます。土曜休日には1往復増発されるとともに、喜多方まで延長運転される列車もあります。
なお、今夏に特急「あいづ」が運転された日には「あいづ」に485系が充当され、「あいづライナー」は同じ仙台所属の583系(下)が代走しました。鉄ヲタ的には583系の代走は「熱い」ですが、座席がリクライニングしないボックス席なので一般客にとってはボロいだけでちっともありがたくなかったかもしれません。
ヘッドマークは485系・583系とも「あいづ」という絵幕になっていて、特急「あいづ」としての運転時と共通柄です。外観は特急列車としての運転時と快速列車としての運転時とで全く同じです。鉄ヲタや観光客ならまだしも、地元の利用客にとっては曜日によって同じ車両が特急列車であったり快速列車であったりで紛らわしくなかったんでしょうか??また、583系の側面方向幕は「快速 あいづライナー」となっていますが、485系は「快速 あいづ」となっていて実態と忠実でないなという印象を受けます。
これまでに485系と583系に1回ずつ乗車しました。いずれも指定席でしたが、比較的空いていました。聞いたところによると日曜午後の上り列車は多少混み合うようですが、指定席が満席になるようなことはあまりないそうです。
写真はいずれも磐越西線・会津若松駅のほぼ同じ位置から撮影したものです。
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