自動改札対応の車発機券
JRの車掌が車内検札などで使用する端末(車発機)はレシート券がほとんどですが、JR東日本の首都圏の車掌区では自動改札に対応した券売機と同じサイズの券(いわゆる「エドモンソン券」)を発券できる端末がありました。
プリカット紙を使用していて、券面右の7桁の番号は予め印刷されています。それ以外の部分を車発機で印刷するような感じです。拡大してみるとわかりやすいです。ちなみにこの券が出てくるのは乗車券のみで、特急券やグリーン券など自動改札に敢えて通す必要のないきっぷは通常のレシート券で発券された覚えがあります。
また、発売区所や列車番号も印字されるので時刻表があればどの列車に乗ったかわかります。当時、東京車掌区担当で375Mという列車番号は下りの「ムーンライトながら」でした。新宿駅まで有効な定期券と「鉄道の日記念きっぷ」を持っていたので、日付が変わる横浜駅まで精算した際に発券されました。
現在ではまた自動改札を通れないレシート券のみに戻ってしまい、機能退化した感じは否めません。JR東日本ではいつ頃からあっていつ頃なくなったのかは定かではありませんが、私の手持ちでは平成14年11月が最後です。私鉄では相模鉄道や愛知環状鉄道で同様のものが現役で使用されているようです。
いつも拝見しております。
同様の機械は近鉄でも使われています。
こちらは、乗車券の他自動改札に通す必要のない特急券も発行されています。地紋は関西民鉄共通の「スルッと」ですが、プリカット紙なのかは確認していません。
機械構造的にはロール紙の方が簡易に出来ると思うのですがいかがでしょうか。
投稿情報: 480042 | 2007/09/12 21:30
おじゃまします。
鹿島臨海鉄道でも現役で使用されています。が、車掌氏によってはレシート券での対応時もあります。では。
投稿情報: 水浜軌道 | 2007/09/12 22:22
はじめまして、オルブロードと申します。
いつも拝見させていただいております。
私は15年12月24日のものを持っていますが、これ1枚しかありませんでした。
南武線で区間変更を申し出たときに発行してもらったものです。
投稿情報: オルブロード | 2007/09/12 23:20
はじめまして、端末券収集家と申します。名前のとおりマルス券を中心とした端末券を収集しておりますので、いつも参考にさせていただいております。さて近年JR東日本はスイカが導入されて以来、磁気券には極力投資しない方針になってしまったようです。磁気グリーン券にしろ未だに自社のPOSで正規なものを発券できないあたりが物語っています。
投稿情報: 端末券収集家 | 2007/09/12 23:51
皆様コメントありがとうございますm(__)m
>480042さん
ちょっと遠ざかっていて知らなかったんですが、近鉄にも同じようなものがあったんですね。
ロール紙の方が機械構造的には簡単ですが、磁気対応だとどうしてもレシートより紙の厚みを要してしまい端末の筐体が大きくなってしまいます。車掌が手に持つ可搬性を優先した結果、プリカット紙を採用したように思います。
>水浜軌道さん
鹿島臨海はレシート券と臨発の地図式という印象でした。
>オルブロードさん
確証はないんですが端末が切り替えられたタイミングは平成16年10月に湘南新宿ラインにグリーン車が導入されグリーンアテンダントが登場した際かと思われます。
それと南武線で車内改札やっていたことは知りませんでした。私はたまに乗りますが、まだ遭遇したことがありません。
>端末券収集家さん
車内料金は仕方ないにしても、今までホームで発売していた機械をわざわざSuica専用にしたように磁気グリーン券への冷遇ぶりはちょっと苛立ちを感じます。
投稿情報: 今出川 | 2007/09/13 22:33
自分が鹿島臨海鉄道で過去に無人駅から乗車のさい水戸までのときは券売機と同じ磁気券で販売され他の鹿島臨海鉄道の駅まではレシートタイプでした。多分水戸は自動改札があるので磁気券で他の駅は手渡しなのでレシート用紙なのかもしれないが今は水戸まででもレシート用紙になり水戸駅では有人改札を通る必要があります。
投稿情報: つどいえ | 2019/05/05 14:22