熊野市花火に行ってきました2
亀山駅に7時間並んで指定券をゲットし、急行「熊野市花火3号」で紀勢線・熊野市駅に着いたのは午後3時を過ぎました。単線の紀勢線で熊野市花火に伴い大増発されていたので、到着が20分程度遅れました。
花火の開始は午後7時半からで開始まで4時間以上ありました。炎天下の海岸で待っていたら文字通り干物になってしまいそうだったので、乗り鉄に出かけました。まず熊野市駅の臨時窓口で3つ隣の新鹿(あたしか)駅までの乗車券を購入しました。
出てきたきっぷは左上に[海]の表記のある一昔前のPOS券のようなきっぷでした。端末は卓上型だったので、これがJR東海の改善型車発機で発券したきっぷだと思われます。愛知万博の頃に名古屋駅でこの端末を見て以来きっぷヲタとしてずっと気になっていたんですが、初めて実券を手にしました。自動改札には対応していそうでしたが、JRのホログラムや裏に注意書きがない一昔前を思わせる券紙でした。
新鹿駅は夏のシーズンに特急「南紀」が臨時停車していた記憶があるんですが、今では夏でも通過となっているようです。駅自体は平成9~10年ごろには無人化されていますが、この日に限って係員が出張してきっぷの発売を行っていました。きっぷは熊野市駅にあったものと同じ車発機のものでした。発売箇所は「熊野市駅003」となっていました。
地元の人以外にも純粋な海水浴客や新鹿駅に車を置いて熊野市駅まで列車で行く「勝手にパーク&ライド」の客で駅には長蛇の行列ができていました。駅員は二人出張していましたが、一人はホームに溢れんばかりの乗客の整理をしていたので、きっぷの発券は一人で行っていました。そのため列は長くなる一方でした。この近隣の無人駅には二人ずつ配置されていたようですが、新鹿駅については二人では到底足りない感じがしました。
普段2~4両で運転される新宮行きの定期列車は6両に増結されていました。午後4時半ぐらいだったので立ち客が少しいる程度の混み具合でした。
新鹿駅に進入する尾鷲発熊野市行の臨時快速列車です。方向幕は「臨時 熊野市」となっていました。おそらく急行「熊野市花火1号」で使用したキハ75系を熊野市駅到着後に尾鷲駅まで回送し使用したものと思われます。新鹿駅は通過するはずでしたが、交換列車遅れのためしばらく止まっていました。
なお、新鹿駅始発の臨時列車の設定もありました。1両編成でワンマン運転可能なキハ11系を6両繋いだ普段ではなかなか見られない編成でした。ホームから溢れていた人を全部飲み込んだのでラッシュ並みの混雑でした。
新鹿は海水浴場として有名なところです。鉄ヲタ活動だけでは面白くないので少しだけ泳いできました。白い砂浜と海水の透明度が高いとにかくきれいな海水浴場でした。今度別の機会にまた来てみたいと思います。
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