ＩＧＲ通過連絡

ＩＧＲ通過連絡

　花輪線の列車は秋田への直通列車（１往復）を除いて全て盛岡駅へ乗り入れています。ところが、平成１４年１２月に盛岡～好摩間がいわて銀河鉄道（ＩＧＲ）に移管されてしまい、同区間は別途ＩＧＲの運賃が必要となってしまいました。

　花輪線と盛岡以遠を利用する場合は必然的に通過連絡となってしまうため、伊勢鉄道や北越急行などと同様にＪＲ６社相互間に通過連絡運輸の設定があります。このきっぷがそれですが、経由表記は「好摩・盛岡」という具合に接続駅のみです。

　なお、余談ですが運転士・車掌とも好摩駅でＪＲとＩＧＲとで交代することはなく、ＪＲの乗務員がＩＧＲ区間もそのまま乗務しているようです。また、花輪線の盛岡駅の発着ホームは一部を除きＪＲではなくＩＧＲのホームだったりします。

　写真はＩＧＲ・青山駅で撮影したものです。青山駅はＩＧＲ転換後に開業した駅です。キハ５８系はこの春のダイヤ改正で１往復を除いて花輪線からは撤退してしまい、当たり前に思えたこの風景も過去帳入りしてしまいました。