みよし
◆種別:急行
◆運転区間:広島~三次・備後落合(1日4往復)
JRで現存する急行列車は6つあり、そのうち昼行列車で運転されているのはこの「みよし」と「つやま」です。「つやま」は落石で津山線が不通になっている影響で運休となっており、現在運転されているのは「みよし」のみです。また、2往復以上運転されている急行列車も「みよし」のみです。
その歴史は意外にも新しく昭和60年3月に広島~三次間に1往復で登場しました。当時、広島口の芸備線の急行列車は広島~松江間の「ちどり」、広島~新見間の「たいしゃく」がありました。平成2年に「ちどり」が広島~備後落合間に、翌平成3年には「たいしゃく」も広島~備後落合間に短縮されました。3列車とも芸備線内で完結する列車となり、わざわざ愛称を区別する理由がなくなりました。平成14年に「みよし」に一本化され現在の体制になりました。
車両はJR西日本広島運転所所属のキハ58系です。キハ58系は急行型気動車として全国各地で活躍してきましたが、急行列車として運用されているのはこの「みよし」が最後です。全車(と言っても2両)自由席で、4往復のうち備後落合まで足を伸ばすのは1往復だけで、その1往復も三次~備後落合間は普通列車として運転されます。
私が乗ったのは15年前と2年前に2回あります。車両も塗色も乗車率もあまりに変わっていなくてびっくりしました(爆)ただ、いろいろな意味で昔の急行列車の雰囲気を色濃く残す最後の牙城のような列車なので長く残って欲しいとは思います。
写真は広島駅で撮影したものです。
【補足2007・7・2】
平成19年6月30日で廃止になったため、カテゴリーを変更しました。
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