あそ
▼種別:特急
▼運転区間:熊本~大分(1日3往復)
▼最終運転日:平成16年3月12日
平成4年に熊本~別府間で運転されていた急行「火の山」を格上げして登場しました。急行「火の山」はキハ28・58系でしたが、特急化に際してキハ185系に置き換えられました。ちなみにこのとき導入されたキハ185系はJR九州が2000系導入でキハ185系が余剰になったJR四国から購入したものです。JR旅客会社で余剰になった機関車を貨物会社に譲渡する例はありますが、旅客会社間での車両譲渡は珍しいです。
所属はJR九州大分車両センターで、特急「ゆふ」と共通の運用でした。ヘッドマークまで”ASO YUFU”と2段に表記されていて取り替えずに運用できるよう共通化されていました。
平成17年3月の九州新幹線開業に伴う再編で、熊本~人吉間の急行「くまがわ」と統合し人吉~熊本~別府間直通の特急列車に再編され、発展的に廃止となりました。
しかしこの新しい特急列車の愛称が「九州横断特急」(爆)…確かに九州を「横断」していますが、もう少しマシな名前がなかったんでしょうか??
私が乗ったのはこのきっぷの区間ではなく、新水前寺~赤水間というごくごく短い区間です。でも2段スイッチバックや阿蘇山の雄大な景色を楽しむことができました。
写真は熊本駅で撮影したものです。右側に並ぶ車両は豊肥本線のワンマン電車です。豊肥本線熊本側の熊本~肥後大津間は電化されています。
九州横断特急の名前は「九州横断バス」にあやかった物かもしれませんね。
このバスは、途中で運行会社移管やルート変更など色々変わっていますが、1964年から50年近く運行されていて歴史があるので、そういう息の長い列車になるように、とか。
投稿情報: お~した | 2011/11/09 07:44
「九州横断バス」なんてものがあるんですか…。私の高校の時の修学旅行は別府~阿蘇・熊本~長崎とバス移動したので、そのルートに近かったのかもしれません。
実際のところ別府~熊本~人吉と運転系統の違う列車を一つにしてしまったため、「あそ」を使うわけにも「くまがわ」を使うわけにもいかず、仕方なくどっちとも取れる「九州横断特急」としたような感があります。
投稿情報: 今出川 | 2011/11/20 01:45