くびき野
◆種別:快速
◆運転区間:新井~新潟(1日3往復)
平成14年12月に特急「みのり」の廃止に伴い、同区間の快速列車として登場しました。愛称の「くびき野」は上越市付近の頚城(くびき)平野から取ったものと思われます。
車両は特急時代と変わらずで、JR東日本上沼垂電車区(現:新潟車両センター)の485系です。快速列車の割に停車駅はかなり絞り込んであり、所要時間も特急とそう変わりません。
下に最新のダイヤでの比較してみました。
<くびき野3号>
直江津(10:09) 新井始発
→柏崎(10:37)/長岡(11:06)/東三条(11:27)/新潟(12:01)
(他途中停車駅:柿崎、宮内、見附、加茂、新津)
<北越1号>
直江津(8:35) 金沢始発
→柏崎(9:01)/長岡(9:26)/東三条(9:45)/新潟(10:20)
(他途中停車駅:柿崎、見附、加茂、新津)
「くびき野」は直江津~新潟間が1時間52分、片や「北越」は1時間45分で7分しか変わりません。また停車駅も宮内駅に停車するかどうかだけの違いだけです。
こんな列車に運賃だけで乗れるので当然利用客には好評で、特急時代とは打って変わり人気列車になりました。当初は4両編成でしたが6両編成に増結される列車も登場しました。今年の5月から3往復全てが6両編成に統一され、指定席とグリーン車の連結が始まりました。
私は今まで3回乗りました。長岡と柏崎から上り列車に乗りましたが、発車の10分ぐらい前から乗車位置に列ができて、なかなかの人気ぶりでした。指定席の利用はこの1回だけですが、連結が始まったばかりなので利用者はあまり居ませんでした。
運賃だけで特急並みのサービスを提供しているので、正直採算が取れているか気になります。仮に採算が取れていれば特急列車をテコ入れできた好例だと思います。価格でも所要時間でも十分高速バスに対抗できていると言えるでしょう。
写真は信越線・柏崎駅で撮影したものです。
コメント
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