東海道・山陽新幹線の回数券3
昭和62年に発行された「新幹線エコノミーきっぷ」です。効力は自由席用の回数券と同じですが、大口の法人向けに需要の多い主要区間を綴り枚数を多くして割引率を上げた回数券として発売していました(もちろん一般人でも買うことができました)。特急券の新幹線のマークが今では懐かしいです。
平成13年3月時点での比較です。
(新幹線エコノミーきっぷ:30枚綴り)
名古屋(市内)⇔新大阪(市内):128700円 1枚4290円
(新幹線自由席回数券:6枚綴り)
名古屋(市内)⇔新大阪(市内):28320円 1枚4720円
(定価:乗車券+新幹線自由席特急券)
名古屋⇔新大阪 5670円
普通に定価で買うと名阪は201Km以内なので、市内制度が適用されません。片や「エコノミーきっぷ」は適用されています。なので、千種(名古屋市内)→天王寺(大阪市内)といった利用の場合、定価だとさらに高くなります。
また、名古屋側から利用する場合、「エコノミーきっぷ」なら京都で降りても元が取れます。ただ、30枚もあって割引率が高かったので皮肉にも金券ショップでは人気商品でした。だいたい4300円台で売られていたような記憶があります。
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