奥出雲おろち
◆種別:普通
◆運転区間:松江・木次~備後落合
臨時列車ですが、冬季を除きほぼ毎週末運転されています。それ以外にもゴールデンウィークや紅葉シーズンにも運転されているようです。概ね土曜日は木次発着で、休日は松江発着になるようです。ちなみに運転開始は平成10年4月からなので、8周年になります。
平日の木次~出雲横田間は同じダイヤでワンマンの普通列車が運転されていますが、土休日は全車指定席のこの列車に置き換わります。地元の人にとって不便になっていないのか気になるところです。
機関車は専用塗色に変更されたJR西日本後藤総合車両所所属のDE15-2558で、車両も同所所属の12系客車2両編成です。機関車1両+客車2両で白と青の一体感のある塗色になっています。なお、宍道寄り1両は窓ガラスが撤去されトロッコっぽい雰囲気に改造されています。
途中の出雲横田駅には急勾配を登るため国内でも珍しい3段スイッチバックがあります。Z字のように進み2回方向転換します。もちろん機関車は付け替えず、2両の客車を機関車が押すような感じで進みます。客車の先頭には簡易運転台があります。
3連休の中日にも拘らず前日にあっさり往復の指定が取れたため乗ってきました。出雲横田駅のスイッチバックはもちろん、沿線で有名な亀嵩・八川駅のそばも楽しめました。この日の天気は時折大雨が降るような状況で、もう少し天気がよければ文句なかったんですが…。
列車の写真は木次線終点の備後落合駅で撮影したものです。備後落合駅は芸備線との乗換駅で、かつては広島と松江を結ぶ急行列車が発着していました。今では急行列車の発着もなくなり、駅自体も平成2年に無人化されています。今では3方面合わせて10本程度の列車が発着するのみです。何本も延びる錆び付いた留置線や使われなくなった乗務員宿泊所と思われる建物が往時を偲ばせます。
吉野裕氏のスサノオ=鉄神論というのがありますが、金屋子神(金屋子神社、総本社島根県安来市広瀬町)も製鉄神です。また、このお隣の安来はスサノオが命名した地名だとも言われます。これらに関連性があるのでしょうか?
投稿情報: 錦織 | 2008/10/12 04:40