利尻(特急)
◆種別:特急
◆運転区間:札幌~稚内(1日1往復)
2日連続さよならシリーズということで(爆)
ルーツは昭和33年に札幌~稚内間で登場した準急列車です。昭和41年に急行列車に格上げされました。途中、旭川~稚内間の列車の設定もあったようですが、ほとんど1日1往復の運転でした。(急行列車時代の記事は後日書こうと思います)
ヘッドマークは急行列車時代からのものを踏襲しており、利尻富士をイメージしたものであると聞いています。
特急列車としての歴史は浅く、平成12年3月に車両をキハ400系+14系寝台車からキハ183系+14系寝台車に変更して登場しました。気動車(キハ183系)で客車(14系)の前後をサンドイッチするという北海道に独特な編成です。もっとも、車両は多少グレードアップしましたが、ダイヤは格上げ以前とほとんど変わりませんでした。運転区間が短いのでスピードアップしてもあまり意味がないんですが…。
下り(札幌発)「利尻」は稚内に到着してから寝台車を切り離し、上り(札幌行)の特急「サロベツ」として札幌に戻っていきます。一方、下り「サロベツ」は稚内に到着してから同日朝に到着した「利尻」が切り離した寝台車を連結し、上り「利尻」として札幌に戻っていきます。
そんな「利尻」ですが、「出雲」と同じく廃止になります。もっとも、こちらは利尻・礼文島の観光シーズンである6月の週末を中心に特急「はなたび利尻」として運転されるとのことで、完全に廃止されるわけではないのがせめてもの救いかもしれません。
晩年は1日平均の利用者数がバス1台程度で足りてしまうそうでした。列車より安い運賃で同じ所要時間の高速バスが走っているのも見逃せません。
私が乗ったのは1回だけでした。この時は廃止になるプレスリリースはまだ出ていなかったので廃止は少し驚きでした。11月下旬は閑散期だったので稚内駅で降りたのは20人程度でした。写真は稚内駅に到着した下り列車を撮影したものです。時期が時期だけに朝6時でもまだ真っ暗です。
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