風っこ遠征記１

風っこ山寺芭蕉号

▼種別：快速

▼運転区間：山形～山寺

　「風っこ」とはＪＲ東日本小牛田運輸区に所属するトロッコ風のディーゼルカーの愛称で、正式名は「びゅうコースター風っこ」と言うらしいです。長ったらしいので「風っこ」という通称で通っています。最近は仙台支社管内を飛び出してＪＲ東日本管内いろいろな地方に遠征しており、今月は青梅線や内房線でも運転される予定もあります。

　この車両が登場したのは平成１２年のことで、陸羽東線への新型車投入で余剰となったキハ４８系を改造し、内装を一新しました。窓ガラスを撤去し座席は木製のベンチシートになっています。

　先の土日で紅葉見物のついでに乗りました。去年も運転されていたようですが、今年は１両減車されて２両編成（１両は指定席の「風っこ」でもう１両は自由席）になっていましたが、前週に引き続き２週連続土日で１日２往復されていたこともあり、指定は当日でも余裕で取ることができました。晩秋の山形で、車両の窓がないだけあって乗っていてさすがに肌寒さは感じました。肝心の紅葉は夏の猛暑の影響で例年より遅く、あまり見られませんでした。

　指定席に誤乗したおばちゃんが車掌から精算する際に「５１０円もするの!?」と噛み付いていました。ヲタには平気でも、普通の人にとっては乗車時間３０分弱で運賃２３０円の区間に指定席料金５１０円は高いかもしれません（爆）「ＳＬもおか」の時みたいに多少融通を利かせる余地はあったのかなとも思いました。

　写真は仙山線・高瀬駅で対向列車交換待ちのときに撮影したものです。