はつかり
▼種別:特急
▼運転区間:盛岡~青森・函館
▼最終運転日:平成14年11月30日
特急「はつかり」は昭和33年に上野~青森間の客車特急として登場し、昭和35年から日本初のディーゼル特急になりました。その後電車化され583系→485系と変遷し、昭和57年の東北新幹線盛岡開業時に上野に乗り入れていた多くの東北特急が廃止となる中、盛岡~青森に短縮されて辛くも生き残りました。
昭和63年の青函トンネル開通時には函館まで足を伸ばす列車も登場し、青函トンネル内では在来線特急として当時最速の時速140Km運転も行われました。平成8年には既存の485系をリニューアル改造し、平成12年には新型のE751系特急型車両を投入し盛岡~青森間で特急「スーパーはつかり」の運転を開始するなど、新幹線接続列車として積極的なサービスがなされたと思います。
写真は津軽海峡線・知内駅で撮影した485系リニューアル編成の「はつかり」です。函館発朝一番の10号のもので、北海道最後の駅である知内駅を通過した直後に青函トンネルに入ります。
しかし、平成14年の東北新幹線八戸開業とともに新幹線に愛称が引き継がれることなく「スーパーはつかり」ともども廃止になりました。時刻や編成などは「思い出のはつかり」の項を参照してください。
きっぷは私が実際に乗ったものです。5:27発とずいぶん朝が早いです。この列車は青森発朝一番で、札幌からの急行「はまなす」と接続していました。実際私も「はまなす」から乗り継ぎました。青森~盛岡間約200Km強を2時間13分で走破していたので、なかなかの俊足であったことがうかがえます。
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