アルプス
▼種別:急行
▼運転区間:新宿→信濃大町(片道のみ1日0.5往復)
▼最終運転日:平成14年11月30日
ルーツは昭和26年に新宿~松本(長野)間で運転された準急列車だそうです。その後急行化され長く165系電車で運転され、登山に行く人がよく利用していたので「山岳急行」という別名も付いていました。最大で1日11往復も運転されていた時期もあったそうです。そんな往時の編成です。自由席が多いですが12両(!)という長大編成で運転されていました。
<下りアルプス3号・昭和52年4月>
新宿(13:46)
→甲府(15:21)/上諏訪(16:26)/松本(17:27)/信濃大町(18:30)/南小谷(19:16)
指・指・グ・グ・ビ/自・自・自・自・自・自・自・自(南小谷→)
(前自由席4両は松本で切り離し、ビュッフェは営業休止)
しかし、後から新設された183系特急「あずさ」に徐々に活躍の場を奪われ、昭和61年11月の国鉄最後のダイヤ改正で夜行列車の1往復を除いて大幅減便されました(JR化されてからも多客期の臨時急行として昼行便もしばらく残りました)。夜行の1往復のみとなってからは「あずさ」と同じ183系電車に置き換えられ、下り「アルプス」で信濃大町に着いた後、上り「あずさ」で折り返すという具合に運用されていました。
長らくその体制が続いていましたが、平成13年12月のダイヤ改正で利用客の少ない上り列車が廃止になり、下りのみ残りました。しかし、翌14年12月のダイヤ改正で残った下りも廃止となりました。また、同じタイミングで定期の「あずさ」から183系の運用がなくなりました。その後は週末や多客期に運転される快速「ムーンライト信州」に衣替えされ、現在に至ります。
私も何回も乗りましたが、不思議なことに乗ったのは下りばかりでした。立川や八王子で降りる通勤客が多く、大月を過ぎる頃には自由席はガラガラでした。上の写真は松本駅に進入する183系下り「アルプス」です。またも友人のHPより借用しました。隣のホームにも183系が停まっているのがわかります。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。